アジングで釣っていくレンジで、表層の次にくるのが中層となる。基準となるジグヘッドウェイト0.8gくらいで、10カウント前後。中層に潜むアジは、攻略に手こずることもある。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
アジは中層がキー?
アジは表層から釣っていく。そしてほとんどの場合、そこにアジがいるなら、5カウントくらいで反応するものだ。筆者の印象として、10カウント読まなければならない、中層のレンジにアジがいるときには、若干プレッシャーがかかっているのかな?と思う。これは場所や条件(常夜灯下やそれ以外など)を問わず、そうだ。
自分で特定した群れを釣っていて表層から中層にレンジがかわることはほとんど毎回のようにあるし、釣れる方向ももちろんかわる。そういう意味で、中層で反応するなら、「もしかすると誰かが釣った後なのかもしれない」という推測も立つ。
またアジが中層にいるときには、単純に、潮のよれなどでプランクトンが表層にいくのでもボトムに沈むのでもなく、中層に漂っている場合もある。こういう理屈ならば再現性ある釣れ方をするが、困ったことに、10カウントというレンジで連発させることは、実際にはちょっと難しい。
私の個人的な苦手意識もあるが、10カウントのレンジに入れるという作業が、毎回同じようにできないのだ。必ずそのときの潮の状態やちょっと吹いた風などの影響でズレる。縦方向にズレなくても、横方向にズレてしまって、アジの居場所から外れることがある。
しかし中層がキーとなるアジの群れがいることも間違いない。そしてそれ以上深いレンジに入れるよりは確実に釣りやすいので、うまくパターン分析して早く釣ってしまいたい。
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中層も細かくいえば三段階ほど
一般的にいわれる、アジングの基準となる0.8gのヘッドの沈下速度で、10カウントを中層と考える。しかし中層も細かく言えば、7カウント、10カウント、12カウントくらいがある。
10カウントでショートバイトや曖昧なアタリが出た場合は、アジの食い方に角度がついていない証拠で、できたら食い下げか、しっかりと目の前にリグを見せて居食いさせたい(その方がはっきりとしたアタリが出る)。ヘッドウェイトを軽くか重くかする、ないしレンジを多少上げ下げすると釣れる。
レンジは入れれば入れるほど、ラインが海中(また水に入るまでの空中)で弛みやすくなるので、ラインスラックに注意しよう。
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