「今シーズンの明石のマダコ釣りはちょっと渋い」という声がちらほら。数回の釣行振り返りを含めて、その原因を探ってみましょう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

明石のマダコ釣りが不調?

5月後半から浅場のタコポイントの様子が変化してきました。中旬過ぎまでは、潮止まりまでと次の潮の動き端の3時間弱で、気楽に晩ご飯が釣れる明石二見沖の実績ポイントでした。しかし、どうも様子が変化してきて、同じだけ釣ろうとするとさらに時間が必要で、密度が薄くなっています。タコゲームの楽しい浅場のポイントが少々苦戦です。

乗合船の釣果を見ても、老舗乗合船のサオ頭でも10匹台があったりで、20匹くらいです。サオ頭になられる方の腕前は別格ですが、この程度です。ビギナーだと朝5時からお昼まで頑張っても5匹の釣果も容易でない状況で、これは私も同様で、釣り仲間と顔を合わすたびに「釣れない」が、あいさつがわりです。

2021シーズン序盤の『明石タコ釣り』が若干渋め そのワケとは?
(画像=今年の明石はタコ不調?(提供:TSURINEWSライター丸山明)、『TSURINEWS』より引用)

さて、これは何が原因なのでしょうか?以下、原因を考えてみました。おそらく、原因の一つ目、二つ目は、釣れないという勘違いの思い込みで、三つ目が主要因です。

1.5月6月初旬は時期尚早

そもそも5月は数が出ることなく、10匹釣れば上々です。それが、昨年は3月から釣れ始め、5月はシーズン中のピークではないのかと思えるほど釣れたようです。しかし、7月中旬過ぎには下火になりました。シーズンが前にずれたのです。

以前、数が出ないと言って、「まだ5月やないか」と、ベテランさんに言われた覚えが何度かありますが、昨年の特例が通例のようになってしまい、「5月からたくさん釣れる」という勘違いを起こしているのが原因の一つ目です。

今年はサクラも早くに満開、梅雨入りもとんでもなく早く、緊急事態宣言もあり、感覚がずれているのかもしれません。腰を落ち着けて狙いましょう。

2021シーズン序盤の『明石タコ釣り』が若干渋め そのワケとは?
(画像=好調だった去年の釣果(提供:TSURINEWSライター丸山明)、『TSURINEWS』より引用)