聞き上手で乗り切れるのははじめましてだけ? 人見知りの人も、初対面の会話はできるという人も「出会ってから2度目の会話が難しい」と感じたことはありませんか。

初対面と2度目の会話の違いはなんでしょうか? 初対面の会話は住まいや仕事など、お互いの『情報』について話せば会話は続けることができます。しかし2度目に会ったときはそうはいきません。話す話題がなくなってしまうということが起きてしまうのです!

2度目の会話が続かない?会話力を鍛えたいアナタに!
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

『2度目の会話が続きません』
野口 敏 著
サンクチュアリ出版

話す話題が見つからない

あなたは、人にさりげなく話しかけられますか? 話しかけにくい場合は「相手に苦手意識がある」ということです。職場で極端に話しかける回数が少ない相手はいませんか? 部長、課長、上司ですか。これは暗に「あなたに興味がありません」「苦手です」を伝えていることと同じです。なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。

このような人は、最初だけはどうにか乗り切れます。しかし2回目からが難しいのです。初対面の会話はできるという人も、「出会ってから2度目の会話が難しい」と感じたことはありませんか。このような人のことを『2度見知り』だと著者の野口さんは言います。

「だいぶ暖かくなってきましたね」。このようなやり取りに意味を感じない人も多いと思います。以前なら、「だいぶ暖かくなってきましたね」は相手に好意を伝えている言葉として考えられていました。返事に「そうですね」と返せば、『わたしもあなたに親しみを感じています』を伝えていることと同じ意味でした。(野口さん)

このやり取りが、お互いに親しみの橋をかけていたのです。いつか顔見知り程度の人にも自然に「今日は風がきついですね」などと話しかけられるようになりましょう。人に親しみをもって言葉を交わすと、それはあなたの心にも、やさしくあたたかな気持ちを贈ることになるのです。あたたかな気持ちで言葉をかけてみましょう。(同)