誰でも気軽に遺伝情報を調べられる時代が到来!?

(画像=iPhoneの画面に塩基配列が表示される / Credit:GigaScience、『ナゾロジー』より引用)
今回のアプリ開発により、誰もがナノポア式の超小型遺伝子読み取り機を使えるようになりました。
問題となる細胞からの遺伝子抽出もキット化されており、難しい操作は必要ありません。
また持ち運び可能な遺伝子読み取り機の存在は、様々な病原体に対する即座の配列解読を可能とします。
今回の実験ではインフルエンザウイルスやジカウイルスの配列の読み取りがテストされており、アプリに実用可能な読み取り精度であることが示されました。
技術発展により、かつてはプロのカメラマンだけが持っていた高性能カメラを、誰もがスマートフォンの一部として手にしています。
遺伝子解析アプリが普及すれば、かつてカメラがそうであったように、多くの人にとって遺伝学がより身近な存在になるでしょう。
また才能と遺伝子は密接な関係にあるために、遺伝子を調べることで自分に隠れた素質がみつかるかもしれませんね。
参考文献
sciencedaily
提供元・ナゾロジー
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