筋トレ中の食事制限のやり方は様々ですが、その中の1つに糖質制限があります。ダイエットなどでも取られている方法ではありますが、制限を行っている中でもトレーニングによって筋肉を落とさないように維持できます。今回は、糖質制限中の筋トレ法をご紹介します。
目次
糖質制限についての基礎知識
糖質制限中は筋肉が落ちるって本当?
糖質制限についての基礎知識
筋トレやダイエットなどではその方法も様々存在していますが、食事制限の仕方もそれに合わせて種類は豊富です。その中に、糖質の摂取を控える糖質制限がありますが、これは実際にはどんなものなのかをまず解説しましょう。
炭水化物を制限する糖質制限
糖質制限というのは、その名の通り糖質を控える食事制限方法です。元々は糖尿病の治療法として生み出された食事の仕方でありましたが、現在においてはダイエットでもメジャーな食事制限法となっています。
ごはん、パン、麺類などの主に主食に多く含まれる糖質ですが、制限するという事はこれらの摂取を意図的に控えることになります。その代わりに、たんぱく質を多く含む肉類や魚類などを多く摂取するのが大抵の流れとなっています。
糖質制限中の食事について
そんな糖質制限を実際に行っている中で、食べても良いものは卵や肉類、魚類、大豆類等が主に該当します。これらは食品群で言えば1群や2群などに相当し、主にタンパク質を豊富に含んでいます。
対して摂取してはいけないのは、ごはんやパンなどの主食類、糖質が多い玉ねぎやジャガイモ、果物、スイーツ、お酒などです。完全にゼロにしなければならない決まりはありませんが、本格的に制限する場合には一日50g以内に糖質を控えることになります。
糖質制限をするメリット
糖質制限では、脂肪の分解を加速させられる効果が期待できます。ダイエットをしたい場合には、当然無駄な脂肪の燃焼が必要です。人の体のエネルギー源は糖質と脂肪なのですが、糖質が制限される事で脂肪を代わりにエネルギーとして使わせられるのです。
制限という言葉が付いているために中々厳しいのではないかと思われるかもしれませんが、実態は厳格なものではありません。糖質の身を制限すればよいので、肉類を食べてはならないといった事は発生せず、カロリーなども特に気にする必要は無いのです。
糖質制限中は筋肉が落ちるって本当?
この様に、糖質制限は無駄な脂肪を落とすのに高い効果を発揮するものですので、ダイエットはもちろんの事、体を絞って鍛えたい場合にも効果があります。そんな中で、筋肉が落ちると言われているのですが、果たして本当なのでしょうか?
糖質制限では基本的に筋肉量は落ちない
結論から申し上げますと、糖質制限を行っている中では基本的に筋肉量が制限のせいで落ちてしまう事はありません。糖質以外からエネルギーを生成しなければならないのですが、筋肉を分解してアミノ酸を使うのではなく、脂肪を分解するのです。
また、糖質を制限する代わりにタンパク質の摂取量が増えます。タンパク質は筋肉を構成する大切な要素なので、基本的に筋肉量が減る事は無いのです。また、グリセロールなどが中性脂肪から分解される事で、消費エネルギー量も増える事が分かっています。
どうしても落としたくない場合は筋トレが効果的
それでもどうしても筋肉量を落としたくない、という場合には、糖質制限中の筋トレを行うのがお勧めされます。軽めの筋トレなどの運動を組み合わせる事によって、タンパク質をしっかりと筋肉に変えられます。
特に糖質制限中は、制限をかけている分高たんぱくな食事になりやすくなります。そういった食事は筋トレとの相性も非常によく、肉や魚、卵などを食べる量が多くなるので、筋トレを取り入れるのがダイエットの観点から見ても効果的です。
また、筋トレを含めた運動後30分間はゴールデンタイムとも呼ばれており、この時間帯に栄養バランスの取れた食事をすると、より筋肉を作りやすいとされています。