梅雨明け宣言が出たが、すぐに雨の日が続き、梅雨に戻ってしまった感がある7月4日、三重県の宮川河口へ前打ちに出掛けた。夕マヅメから夜釣りで狙い、年無しを頭に3匹の本命をキャッチしたので、その模様をお届けする。

宮川河口で前打ち釣り

雨が降ったりやんだりの天候なので雨カッパを用意して、現地には午後5時30分に到着。釣り人は誰もいないようだ。事前の情報ではエサはカニがいいらしいので、早速現地で20匹ほど採取した。その後、ポイントに移動して仕掛けを準備。潮は中潮、干潮からの上げ潮で期待できそうだ。

三重・宮川河口の「前打ち」釣りで52cm頭に良型クロダイ3匹手中
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・加藤司)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

5号バリに3Bのオモリを付けてカニを落としてみる。何回か誘ってみるが生命反応なし。5mほど移動して誘ってみると、コッとアタリ。アワせるほどではないので待ったが変化なし。回収すると噛まれた跡はない。

年無しクロダイに圧倒

元気なカニに交換して投げ入れる。繰り返し上に誘っていると、コッコッと確かなアタリ。すぐにサオで聞くとグッグッともたれた。ここぞとばかりに掛けアワせると、すごい重量感が伝わった。クロダイだ!強烈な締め込みが始まり、ラインが出ていく。この引きと重さに大物の予感。

三重・宮川河口の「前打ち」釣りで52cm頭に良型クロダイ3匹手中
宮川河口のポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・加藤司)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

沖に走るのをサオの弾力で止めて寄せるが、すぐに反転される。今年初の取り込みのため、ぎこちなく駆け引きして浮かせると、金色に光ったクロダイが見えた。大きい!その風貌に圧倒される。

タモ入れに3度反転されたが、なんとか無事に成功。圧倒的な魚体に心を奪われ、興奮しながらカメラに収めた。今年初の前打ちクロダイ。しかも年無し。胸の高鳴りが止まらない。