目次
3. 奈良県にある温泉
3.1 十津川温泉郷(奈良県)
4. 滋賀県にある温泉
4.1 雄琴温泉(滋賀県)
3. 奈良県にある温泉
ここでは、3つのエリアの温泉が楽しめる十津川温泉郷を紹介します。
3.1 十津川温泉郷(奈良県)
十津川温泉郷(とつかわおんせんきょう)は、「熊野古道」で知られる紀伊山地にある関西の温泉。源泉かけ流しへの徹底的なこだわりで有名な温泉地です。
なんと村内の全ての温泉施設が、お湯を再利用しない「源泉かけ流し」スタイル! これは全国的に見ても珍しいことであり、とても贅沢な温泉と言えます。
泉質
エリアは、「温泉地」「十津川」「上湯」の3つに分かれており、最も歴史が古いのは「温泉地温泉」。泉質は単純硫黄泉で、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症の改善に効果が期待できます。
一方、宿泊施設や店が多く観光客でにぎわいを見せているのは、二津野ダムの湖畔にある「十津川温泉」エリア。泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で、きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾癬症などの改善に効果が期待できます。「上湯」エリアも、泉質は十津川温泉と同じです。
また、3つのエリアに共通する効能として、筋肉・関節の慢性的な痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、冷え性、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症、病後回復期、疲労回復、健康増進などの効果が期待できます。
近隣の観光スポット
十津川温泉郷は、ダイナミックな自然の息遣いを楽しめるのも魅力。観光で特におすすめなのは「谷瀬の吊り橋」です。長さ約297m、高さ約54m。日本有数の長さを誇る吊り橋だけあって、写真を見るだけでも迫力満点! 眼下には十津川(熊野川)が流れ、歩く度にゆらゆら...。ちょっとした度胸試しにもなりそう。カップルなら、まさに「吊り橋効果」で愛が深まるかもしれません。
アクセス
十津川温泉郷は電車が通っていないため、バスまたは車でお出かけください。バスの場合は、まず電車で「大阪難波駅」から近鉄特急で約35分。「大和八木駅」(奈良県)から奈良交通バスに乗り換えて約240分。「十津川村役場」で下車。
4. 滋賀県にある温泉
滋賀県からは古くからある「雄琴温泉を」紹介します。
4.1 雄琴温泉(滋賀県)
雄琴温泉(おごとおんせん)は、約1,200年という長い歴史を持つ、関西の温泉地。比叡山延暦寺の開祖である最澄(=伝教大師)が開いたという説もあり、いまだ神秘のベールに包まれています。そして、琵琶湖沿いには宿が立ち並び、宿から美しい琵琶湖の風景を楽しめることでも知られています。
泉質
泉質は、アルカリ性単純温泉。pH値が9.0と非常に高く、これは下呂温泉や道後温泉の数値に匹敵します。この泉質は肌の汚れを落とし、なめらかに整えるなど、美肌効果が高いとされています。湯上り後は、つるつるすべすべ肌に。
他にも、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器痛、痔疾、冷え性の改善。病後回復期、疲労回復などの効能があげられます。
近隣の観光スポット
琵琶湖周辺には、有名な観光スポットが数多くそろいます。例えば「浮御堂(うきみどう)」は、雑誌やテレビで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。こちらは、かの松尾芭蕉も歌の題材にしたことがあるスポットで、その名の通り湖に浮いているように見えるお堂です。お堂からは、琵琶湖はもちろんのこと、比叡山や近江富士など周辺の山々を一望できます。風光明媚な風景は、歌人ならずとも、一句詠みたくなる眺めです。
また、約1200年の歴史を持つ「神田神社」にもぜひ立ち寄って、パワーチャージしてくださいね。ここは厄除けの名社として知られる古社。特に厄年の人におすすめしたいパワースポットです。
アクセス
雄琴温泉へのアクセス方法は、「京都駅」からJR湖西線「おごと温泉駅」で下車。