目次
3代目エクストレイル
新型(4代目)エクストレイル

3代目エクストレイル

日産 新型エクストレイル登場!歴代シリーズの歴史や違いを紹介【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

3代目にあたる旧型のエクストレイルは2013年12月より販売開始されました。ただし、デビュー当時は先代で設定されたディーゼルエンジン搭載車も併売されていました。

旧型エクストレイルは、「アウトドアスポーツのために進化し続ける本格AdvancedGear」をコンセプトとしてガンガン使い倒すギアの世界感はそのままに、グローバルカーとして各市場でのさまざまな競合車に負けない高い競争力を持つ最強のSUVとして開発されました。

旧型エクストレイルは、「ガンガン使い倒す道具」としての力強さを継承しながら、さらに先進感あふれるモチーフを随所に取り入れ、進化させています。また高い機能性やダイナミックな走りを予感させるしっかりとしたスタンス、シャープなラインや面構成が、新しいSUVとしての存在感を表現しています。

これまでのエクストレイルは直線的を多用した無骨なデザインでしたが、旧型は2007年から販売されていたデュアリスとモデル統合されたことにより、曲線を多用したモダンな外観デザインへと路線変更を行っています。

インテリアは、エクストレイルの象徴ともいえる防水シート、防水フロア、防水ラゲッジを新型でも継承し、エクストレイルの世界観をさらに強固なものにしました。また、高く評価されてきた機能性をより向上させ、さらに細部にわたる質感をいっそう高め、「これまでのSUVにはないインテリアデザイン」を実現しました。

インストルメントパネルからドアトリムにつながる伸びやかな水平基調のラインは羽ばたく鳥をモチーフにし、快適に移動できる広々とした室内空間を表現しています。旧型エクストレイルの特徴と言えば、従来の5人乗り2列シート車に加えて、7人乗りの3列シート車を設定していることが挙げられます。

搭載するエンジンは2L直列4気筒DOHCのみで、全車トランスミッションはCVTが組み合わされ、JC08モード燃費は15.6~16.4km/Lと2WDと4WDの燃費差が小さいのが特徴です。

また、旧型エクストレイルはALL MODE 4×4-iと呼ばれる電子制御4WDシステムに加えて、「アクティブライドコントロール」や「アクティブエンジンブレーキ」といったシャシー制御技術を搭載し、オンオフ問わず高い走行安定性を実現しています。

またインテリジェントキーを持っていれば、手やモノをセンサーにかざすだけで、バックドアが開く、ハンズフリー機能付きリモートオートバックドアをオプションで設定するなど利便性が向上しているのも見逃せないポイントと言えるでしょう。

2015年4月には日産独自の1モーター2クラッチシステムのハイブリッドシステムを搭載したエクストレイルハイブリッドを追加。こちらはガソリン車と異なり5人乗りだけの設定ですが、高速域でのモーター走行が可能な高効率ハイブリッドシステムによりJC08モード燃費20.6km/Lという優れた燃費性能を実現しています。

そして、2017年6月にエクストレイルはマイナーチェンジを実施。内外装の変更と同時に先進運転支援システムである高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」を搭載しました。さらに、ハンズフリー機能付きのリモコンオートバックドアの新採用やインテリジェントパーキングアシストの性能向上などでさらに利便性を高めています。

新型(4代目)エクストレイル

日産 新型エクストレイル登場!歴代シリーズの歴史や違いを紹介【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

2022年7月、日産のミドルサイズSUV、エクストレイルがフルモデルチェンジを行いました。

4代目となる現行型エクストレイルは、初代モデルからのDNAである「タフギア」を継承しつつ、新たに「上質さ」を加え、進化した第2世代「e-POWER」と「VCターボ」、そして電動駆動四輪制御技術「e-4ORCE」を搭載したことで、まったく新しいSUVへと生まれ変わっています。

伝統と革新を融合させた「タフギア×上質」の本格SUVの新型エクストレイルは、日常生活からこだわりのアウトドア体験まで、幅広いシーンで楽しむことができるモデルです。

現行型エクストレイルは、クルマの骨格にあたるプラットフォームを刷新。高剛性なボディと徹底した遮音構造によって電動車である「e-POWER」の高い実力を堪能することができます。

日産 新型エクストレイル登場!歴代シリーズの歴史や違いを紹介【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる「e-Pedal Step」は、e-POWER 車で初めてブレーキ協調制御を採用し、加減速を繰り返す市街地走行に加え、状況に応じて自動的に油圧ブレーキを作動させることで、長い下り坂など、幅広いシーンで快適に運転できます。

搭載されているパワートレインは、高出力モーターを搭載した第2世代「e-POWER」です。発電用エンジンには日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VC ターボ」を採用し、力強く、なめらかな走りを実現するとともに、常用域から加速時までエンジン回転数を抑え、圧倒的な静粛性を実現しています。

駆動方式は2WD(FF)に加えて、e-4ORCEと呼ばれる電動駆動四輪制御技術を投入。前後2 基の高出力モーター、左右のブレーキを統合制御することで、四輪の駆動力を最適化し、雪道や山道の走破性に力を発揮するとともに、市街地走行などの日常使いなど、あらゆるシーンや路面状況において

ワクワクした走り、そして乗る人すべてに快適な乗り心地を提供します。

日産 新型エクストレイル登場!歴代シリーズの歴史や違いを紹介【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

安全装備は、 360°全ての方向の安全を確保する「360°セーフティーアシスト(全方位運転支援システム)」を採用。新たに追加した「SOS コール」や、対向車や先行車の有無に応じてハイビームの照射位置をコントロールする「アダプティブLED ヘッドライトシステム」をはじめとする、多彩な安全技術が、さまざまなシーンで安心なドライブをサポートしてくれます。

さらに、高速道路の単一車線での運転支援技術「プロパイロット」に、「ナビリンク機能」を追加しました。ナビゲーションと連動し、地図データをもとに、制限速度に応じて設定速度の切り替えや、カーブに応じた減速支援など、ドライバーの操作頻度を軽減してくれます。

加えて、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」が、縦列・並列駐車、車庫入れをサポートしてくれます。

全車e-POWER搭載車となりましたが、Xグレードには5人乗り2列シート仕様に加えて、7人乗り3列シート仕様も用意されています。

若者でも手に入りやすい200万円という価格設定で、SUVの裾のを広げた初代エクストレイル。そのタフギア感を歴代モデルは継承しつつ、4代目の現行モデルでは、さらに質感の高さも加わっています。

エンジンで発電した電力でモーターを駆動させて走行するe-POWERと電動駆動四輪制御技術「e-4ORCE」によって、従来以上の細かい制御が可能となり、どんな路面状況においても安定感の高い走行性能を発揮できるようになりました。

文・萩原 文博/提供元・CarMe

【関連記事】
車用キズ消しおすすめ12選!車のキズを消そう【2020年版】
【2020年版】お金がなくても乗りやすい国産スポーツカーおすすめ10選!平均中古価格も掲載!
ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説
119.9万円から...大人気SUVのトヨタランドクルーザープラドの中古購入をおすすめする理由と評価
「燃料残量警告灯(ガソリンランプ)」が点滅しても、あと50kmは走行できるって本当?