目次
TikTokをマーケティングに活用する際の注意ポイント
TikTokで実際にどのようにマーケティングしていくか
・ビジネスアカウントでの運用
・TikTok広告の活用
・起動広告
・インフィード広告
・ユーザー参加型広告
・アルゴリズムを理解した動画投稿
・閲覧ユーザーの興味を引く投稿
・他の集客チャネルへの誘導
まとめ
TikTokをマーケティングに活用する際の注意ポイント
マーケティングに活用することで多くのメリットがあるTikTokですが、そんな中デメリットも考えられます。それが「炎上リスクがある」ということです。TikTokは拡散力が高いというメリットの反面、その高すぎる拡散力から炎上を引き起こしてしまうこともあります。炎上してしまった動画はTikTok内だけにとどまらず、FacebookやInstagram、Twitterなどにも拡散し、多くのユーザーに見られてしまい、大幅なイメージダウンに繋がります。自分がそれほど気にしていなかったことでも世間から見ると「不快」に思う部分などが炎上に繋がってしまいます。炎上のリスクを少しでも防ぐために、動画を投稿する際は「不快」と感じるところがないか客観的に見て投稿をしていきましょう。複数人にチェックしてもらうといいでしょう。
TikTokで実際にどのようにマーケティングしていくか
TikTokをマーケティングに活用するメリット・デメリットについてお伝えしましたが、ここからは実際にTikTokで実際にどのようにマーケティングしていくかということについて解説していきます。
ビジネスアカウントでの運用
まずTikTokで認知度の向上をさせていくためには、ビジネスアカウントでの運用が必須です。TikTokでビジネスアカウントの開設をすると、投稿動画の分析やフォロワーの分析が可能になったり、公式ホームページなどの情報の記載が可能になったりなど、TikTokの運用が有利になる様々なメリットがあります。マーケティングのためにももちろん必要ですし、分析結果を生かしてユーザーが興味を持っている分野などを分析して、さらにユーザーが興味を持ちそうなコンテンツを作成して発信することが可能になります。他の集客チャネルへの導線設計にも必要となってきますので、ビジネスアカウントは必ず開設しておきましょう。ビジネスアカウントは無料で設定が可能です。
TikTok広告の活用
TikTok広告はまだ参入している企業が少なく、活用するのが非常におすすめです。TikTok広告は大きく分けて3つの種類があるのでそれぞれ解説していきます。
起動広告
起動広告とは、TikTokを起動した際に表示される広告になります。起動広告は1日1社と制限がありますが、その分多くのユーザーの目に止まったり外部サイトへの誘導も容易になる効果的な広告です。
インフィード広告
インフィード広告は、動画を見ていると途中で出てくる広告です。他の動画に紛れて全画面で流れてくるため、広告ではない動画と違いがあまりありません。そのため、ユーザーは広告と気づかず、そのまま広告としての動画を視聴してくれる場合が多くあります。あまり嫌悪感なく視聴してもらうことができ、他のプラットフォームへの誘導もしやすいでしょう。
ユーザー参加型広告
ユーザー参加型広告は、独自のハッシュタグを作ります。ユーザーがハッシュタグを活用することで認知を広めることができる広告になります。参加するハードルが低く、多くのユーザーへ自分自身を広めることができます。どの広告から始めればいいかわからない場合は、まずは参加するハードルが低いユーザー参加型広告を活用してみてはいかがでしょうか。
アルゴリズムを理解した動画投稿
TikTokで認知を広げるにはおすすめ欄に投稿が表示されることが重要になります。そのためにはTikTokのアルゴリズムを理解して動画を作成し、投稿していくことがポイントとなります。
TikTokで投稿が拡散されていく仕組みは以下のように行われていると推測されています。
・ 約100人のおすすめ欄に表示
・ AIが反応率や視聴率等を判断
・ 反応が良ければ次は200人へさらによかったら500人へ
AIは、ユーザーが反応する投稿、視聴時間が長い投稿=良質な投稿と判断します。良質な投稿と判断されることで多くのユーザーのおすすめ欄に表示されていきます。
AIが良質な投稿と判断する基準は以下の通りになります。
・ 平均再生時間
・ 再生完了率
・ いいね、コメント率
・ シェア率
・ プロフィール閲覧率
・ フォロー率
・ ダウンロード数
特に平均再生時間と再生完了率が重要になってくるので、「どうしたらユーザーは最後まで見てくれるか」ということを意識して動画を作成してみましょう。
閲覧ユーザーの興味を引く投稿
AIの評価ももちろん重要ですが、実際に閲覧するのはユーザーです。ユーザーがどうすれば動画を見てくれるのか、アクションを起こしてくれるのかという客観的な視点で考えて、工夫を凝らしていきましょう。ファーストインプレッションでインパクトを残すものを準備したり、情報量を増やしたりなど、ユーザーが「おっ?」と思うものを作成すると良いでしょう。また、大切なのはユーザーの感情に訴えかけることが大切です。「確かに」「分かる」と共感を持たせたり、「それ自分も当てはまる」と思ってもらったりすると、閲覧ユーザーの興味を惹きやすくなります。
他の集客チャネルへの誘導
TikTokは圧倒的な拡散力を活かして、認知を広げるために使います。そこからある程度フォロワー数が増えてきたら、プロフィールへInstagramやTwitter、YouTubeなど他の集客チャネルの誘導先を設定し、誘導していきましょう。TikTokで認知を広げて、他の集客チャネルへ誘導してユーザーのさらなる興味付け、教育等を行っていくことにより、ユーザーは商品やサービスを購入してくれるファンになります。
他の集客チャネルへ誘導したい場合は、プロフィール文に誘導先に行くメリットを記載したり、「続きはこちら」などで続きが気になるような終わり方をしたりすると良いでしょう。動画内で促すだけでもユーザーの反応は大きく変わっていきます。ぜひチャレンジしてみてください。
まとめ
今回は、TikTokをマーケティングに活用するメリットから、実際のマーケティング活用法まで解説しました。今や多くのユーザーが活用しているTikTokですが、閲覧だけではなくビジネスのマーケティング方法として活用される時代になってきたんだということが把握できました。まだまだTikTokはアップデートをしてより洗練されたプラットフォームになってくることが予測されます。閲覧を楽しむのももちろん良いですが、「何か自分のビジネスに活かせないか」という点で見てみるのも面白いかもしれません。
提供元・MarkeTRUNK
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