運のいい人になるには

欽ちゃんは、大学や高校を卒業していなくても稼げる仕事を3つ考えたそうだ。野球選手、映画スター、コワモテのお兄さん。野球選手は無理、気が弱いのでコワモテのお兄さんにもなれない。残りは映画スターになるが、当時の銀幕は二枚目が全盛の時代。主役は難しいが脇役で喜劇人ならなれるかもしれないと思った。

修業時代に「おまえは才能がない」と芸人失格の烙印を押された経験をもつ欽ちゃんが自分に自信を持てない人たちに自信と勇気を与える一冊。「僕は運だけで生きてきたんだ。だから運については一家言あるの」。1970年代にコント55号でブレイクし、その後30%台という驚異の高視聴率番組を連発してテレビ界を席巻した欽ちゃんの格言とは何か。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

<筆者新刊情報/4月18日発売予定>
『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版)

[本書の評価]★★★★(80点)
【評価のレべリング】※標準点(合格点)を60点に設定。
★★★★★「レベル5!家宝として置いておきたい本」90点~100点
★★★★ 「レベル4!期待を大きく上回った本」80点~90点未満
★★★  「レベル3!期待を裏切らない本」70点~80点未満
★★   「レベル2!読んでも損は無い本」60点~70点未満
★    「レベル1!評価が難しい本」50点~60点未満
星無し  「レベル0!読むに値しない本」50点未満

文・尾藤克之/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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