偏光サングラスで確認しておきたいこと
偏光サングラスで水中に何が見えるか確認しておきたいことを挙げる。
シモリの位置
先ほども述べたようにシモリの位置の確認は、ヒットゾーンの確認以外にもヒット後の取り込みにも重要だ。遠投してせっかくアカハタがヒットしても、シモリの奥でのヒットとなると、シモリを越える必要がある。その時にシモリを越えられないとラインがシモリに絡まったり、魚が根に入ったりして、キャッチすることが難しくなる。
近年アカハタの生息域が広がり、関東でも釣れるようになったが、三浦半島でのアカハタゲームでは特にこのシモリの位置の確認が重要だ。いいポイントは無数にあるが、足元はシモリだらけでかつ水深がないところが多い。そのようなポイントでは魚のキャッチ率が低くなるので、魚を取り込めるコースがあるかどうかキャストする前に確かめよう。
水深
偏光サングラスがあれば、足元から深いかどうかある程度確認することができる。同じ釣り場でも足元から深い立ち位置はアカハタの取り込みがしやすくなる。シモリの位置同様に要チェックポイントだ。
海藻の有無
シーズン開幕直後で海水温がそこまで高くない時は海藻が多くある。その海藻にアカハタがついている場合があり、海藻付近を狙うと釣果につながることが多い。そのためどこに海藻があるかチェックしておきたい。
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目の保護のためにも
偏光サングラスは水中に何があるか確認できる便利なツールだが、目を守るためにも着用することをおすすめする。長期間日差しに目が晒されると目の病気の危険がある。UVカット機能がついたサングラスであれば、目の病気を避ける効果が期待できる。
またアカハタゲームではさほどないかもしれないが、根掛かりやライントラブルでルアーが自分に飛んできて目にフックが掛かることも避けることができるだろう。6月くらいだと地域によってはまだ海藻があり、海藻がリグにヒットし、水面まで引いて来た時にいきなりリグが海藻から外れてリグがすっ飛んでくることがある。
私自身も釣りを始めたばかりのころ、このパターンでまぶたにフックが掛かったことがある。幸い目に刺さることはなかったが、この経験をしてからはナイトゲームにおいてもサングラスをすることが多くなった。そのようなトラブルを少しでも回避するためにも偏光サングラスは有効でおすすめだ。
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<山下洋太/TSURINEWSライター>
提供元・TSURINEWS
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