世界的なインフレの波は日本にも到来している。食品や日用品の値上げは家計を直撃し、生活費の切り詰めを迫られている人は少なくないだろう。家計が苦しいときに、節約の強い味方となってきたのがカップ麺だ。カップ麺を飽きさせない「ちょい足し」レシピを紹介する。

値上がり相次ぐ!食費節約にはやっぱりカップ麺

食品や日用品などが値上がりする中、インフレの波はカップ麺にも押し寄せている。原材料費や輸送費が上昇し、カップ麺を製造する食品会社は2022年6月に相次いで値上げを行った。

日本のインフレ率はアメリカなど諸外国と比べれば、低い水準にあるとされる。一方、アメリカではインフレと同様に賃金も上昇しており、30年近く実質賃金が上昇していない日本とは事情が異なる。

インフレが進行する中で賃金が上昇しなければ、生活は苦しくなる一方だ。値上がりしているとはいえ、カップ麺はまだまだ安い価格帯にあり、食費を抑えるにはカップ麺で胃袋を満たすのも選択肢の1つだ。

もっとも、毎日の食事にカップ麺が続けば、同じような味に飽きて日々の食事の満足感は薄れる。このようなときは、カップ麺の「ちょい足し」レシピを活用して、変化を付けたいところだ。

ちょい足し①:ご飯

カップ麺の「ちょい足し」レシピとして、いわずと知れた定番はご飯だ。カップ麺だけでは物足りないときに、残ったスープにご飯を入れれば、雑炊感覚で違った味が楽しめる。

「ちょい足し」レシピの中でも、「量」の満足感でいえば、ご飯に勝るものはないだろう。ご飯を自宅で炊く時間がないときは、おにぎりを買ってそのまま投入すれば、手間ひまはかからない。

ちょい足し②:キムチ

韓国家庭料理の定番「キムチ」も「ちょい足し」レシピの代表格だ。キムチを入れるだけでカップ麺がピリ辛に仕上がり、食欲をそそる。これに豆腐を加えればカップ麺がチゲ風に変化し、ボリュームも増す。

ちょい足し③:天ぷら

カップ麺に天ぷらを「ちょい足し」するのもおすすめだ。天ぷらは自宅で揚げると手間がかかるが、スーパーの総菜コーナーに行けば、安く買える。高いと感じる人は、閉店時間が近づいて割引になるのを待とう。

カップうどんやそばに天ぷらをのせれば、本格的な天ぷらうどんやそばに様変わりし、天ぷらの油がつゆにしみ出して、風味をアップさせる効果もある。

ちょい足し④:たまご

たまごもカップ麺「ちょい足し」レシピの王道だ。たまごを入れるタイミングや調理法によってテイストを変えられ、バリエーションが豊富なことも魅力的だ。

定番は、生たまごを落とし熱湯を注ぎ入れて作る「月見」で、カップ麺全体がまろやかに仕上がる。たまごを溶いてカップ麺に回し入れ、かきたまにするのもアレンジの1つだ。

前もって、好みの状態のゆでたまごを作り、カップ麺のスープにからませるのもよい。

ちょい足し⑤:ごま油

幅広い料理の「ちょい足し」に使え、あると便利なのがごま油だ。ごま油の香ばしい香りはカップ麺の風味を豊かにし、食欲をそそる。まずはカップ麺オリジナルの味を楽しみ、「味変」としてごま油を加えてもよい。

ちょい足し⑥:ゆずこしょう

カップ麺の「ちょい足し」レシピとしてゆずこしょうも人気だ。ゆずのさわやかな香りと唐辛子の辛さがアクセントになり、カップ麺にどこか上品さを与える。

ゆずこしょうの名前だが、材料にこしょうは使われていない。九州地方で「ゆず」が唐辛子を指すことに由来しているとされる。

ちょい足し⑦:チーズ

チーズを「ちょい足し」するのもカップ麺アレンジの定番だ。特にカレー系や激辛系カップ麺とチーズの相性がよい。チーズが麺にからんで、いつもとは違うまろやかなテイストに仕上がるだろう。

とろけるチーズや粉チーズなど、チーズの種類も豊富で、それぞれのカップ麺に合うチーズを探してみるのも一興だ。

ちょい足し⑧:鶏むね肉

カップ麺だけではお肉が物足りない人は、鶏むね肉を「ちょい足し」すると満足感が上がるだろう。鶏むね肉がカップ麺のスープを吸う一方で、鶏むね肉のだしがスープに溶け出し、相乗効果を生む。

鶏むね肉はコンビニエンスストアなどでサラダチキンとして販売されており、そうした商品を購入すれば調理する手間は省ける。

ちょい足し⑨:ペッパーソース

カップ麺により辛さを求める人は、ペッパーソースを入れてみるのもよい。ペッパーソースはトマト系のカップ麺と相性がよく、辛いもの好きにおすすめだ。

ちょい足し⑩:パクチー

最後に紹介するのは、好き嫌いがはっきり分かれる食材「パクチー」だ。パクチーといえば、エスニック料理には欠かせない存在で、独特の香りがエスニック感を引き立てる。

パクチーが苦手な人にはおすすめしないが、パクチー好きは試してみる価値ありだ。

「ちょい足し」の組み合わせで変化に富んだ食事を

これまでに挙げた「ちょい足し」レシピは一例に過ぎない。キムチとたまごの黄身をトッピングするなど、組み合わせ次第でさらに味に変化を付けられる。インフレという生活環境の激変に直面する中で、「ちょい足し」で日々の食事にアクセントを付けてはいかがか。

文・MONEY TIMES編集部

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