ビー・エム・ダブリュー株式会社が発表した新しいBMW 7シリーズ「BMW 740i」、「BMW 740d」、「BMW i7」。
この内の「BMW i7」は、前輪用と後輪用に2つの電気モーターを備える4輪駆動モデルであり、最高出力は544PS(400kW)、また最大トルクは745Nmを誇り、0-100km/hまで4.7秒で到達する。またリチウム・イオン電池はボディ床下に配されており、一回の充電で走行できる航続距離は約600km。

フロントにはBMW伝統の大型キドニー・グリルが採用され、洗練された各部ディテールから本モデルがラグジュアリーセダンであることを主張している。
グレードはエンジンモデルと同じ「Excellence」と「M Sport」が用意されており、価格はいずれも、1670万円である。(税込み)

目次
新型BMW 7シリーズ誕生
 ・メーカー希望小売価格(消費税込み)
 ・デザイン
 ・ドライビング・ダイナミクスBMW 740i
 ・BMW 740d
 ・BMW i7
 ・ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載

新型BMW 7シリーズ誕生

  • 圧倒的な存在感を放つ究極の最高峰ラグジュアリー・セダン
  • ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
  • Amazon FireTVを搭載した世界初31インチ8Kパノラマ仕様の「BMWシアター・スクリーン」
新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

ビー・エム・ダブリュー株式会社は、圧倒的な存在感を放つ究極の最高峰ラグジュアリー・セダン「BMW 7シリーズ」の新型モデルを、全国のBMW正規ディーラーにおいて、本日より販売を開始する。納車は、本年第四四半期を予定している。

1977年に世界初登場となったBMW 7シリーズは、その時代における究極のラグジュアリー・セダンとして、最高峰の品質、最新技術を取り入れながら進化を遂げ、本日発表の新型モデルは第7世代となる。BMWグループは、サステイナビリティ(持続可能性)とデジタル化の領域での革新技術を備えた、新時代のラグジュアリー・セグメントにおけるリーディング・カンパニーの1つであり、新型BMW 7シリーズは、駆けぬける歓び、比類なき走行性能、そして最高レベルのデジタル体験を提供する、最高峰のラグジュアリー・セダンである。新型BMW 7シリーズは、ラグジュアリーを新たに定義している。新たなラグジュアリーにおいては「人」を中心とし、人の意識や欲求、感情を重視し、存在感や優美さ、そして特別な上質さを示すプレミアムな品質だけでなく、イノベーション、広範なコネクティビティ、サスティナビリティを特徴とする先進性を提供している。

メーカー希望小売価格(消費税込み)

モデルメーカー希望小売価格
クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデル(マイルド・ハイブリッド・システム搭載)
BMW 740d xDrive Excellence¥ 14,600,000
BMW 740d xDrive M Sport¥ 14,600,000
高効率ガソリン・エンジン搭載モデル(マイルド・ハイブリッド・システム搭載)
BMW 740i Excellence¥ 14,900,000
BMW 740i M Sport¥ 14,900,000
電気自動車
BMW i7 xDrive60 Excellence¥ 16,700,000
BMW i7 xDrive60 M Sport¥ 16,700,000
  • 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格である。
  • 右ハンドル、AT仕様。
  • BMW 740i Excellence/M SportをBMWバリュー・ローン(3年)にて、頭金、ボーナス加算額共に0円として契約した場合、月々の支払いは269,100円となる予定。(別途、諸経費が必要となる。) 新型BMW 7シリーズは、約半世紀の歴史の中で初めて、電気のみで走行する電気自動車BMW i7(アイセブン)をラインアップする。BMW i7は、卓越したドライビング・エクスペリエンスとインテリアの快適性を最大限に追求し、一貫したサスティナビリティとの両立を実現したモデルであり、満充電にて約600km()もの長距離走行を可能としたラグジュアリー・セダンの電気自動車である。
    :ヨーロッパ仕様値

デザイン

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

フロント・デザインにおいては、ラグジュアリーかつ圧倒的な存在感を放つBMW伝統の大型キドニー・グリルと、BMWデザインの意匠の1つである環状のシグネチャーを2回繰り返す「ツイン・サーキュラー」を進化させたスワロフスキー製のクリスタル・ヘッドライトが印象的である。夜間においては、キドニー・グリルの縁を点灯させることにより、BMWのラグジュアリー・セダンであることを主張している。

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

サイド・デザインにおいては、新型BMW 7シリーズにおいて、全てのモデルにおいて、いわゆる、ロング・ホィールベース仕様とすることで、優雅で伸びやかなデザインの実現と後席における圧倒的な居住性能を向上させ、ドア・ハンドルをドア・パネルに内蔵することで、空気抵抗を低減すると共に、すっきりとしたデザインとしている。

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

リヤ・デザインにおいては、BMW伝統の水平基調とL字型リヤ・コンビネーション・ライト、さらに、ガソリン&ディーゼル・エンジン搭載モデルにおいてはテール・パイプをリヤ・バンパー内とする事により、すっきりとした洗練されたイメージにより、ラグジュアリー感を助成している。

BMW量産モデルにおいては初となる「2トーン塗装」を、新型BMW 7シリーズでは、オプションで装備可能である。車両の上部色と下部色を分けることで、優雅で伸びやかなラインが強調され、繊細なコーチ・ラインがラグジュアリー感をさらに高めている。

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

インテリアにおいては、12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させる事で視認性を高めたカーブド・ディスプレイが、圧倒的な存在感を放ち、ラグジュアリーを再定義している。コクピット周りにおいては、最低限のスイッチ類のみとし、クリスタルを多用する事で、すっきりとさせ高級感を印象付けている。先代モデルに比べ約40%ガラス面積を増やしたパノラマ・ガラス・サンルーフの標準装備により、太陽光を車室内に多く取り込め心地良い空間を演出し、さらに、後席まで届くスカイルーフをオプション装備することで、さらなる太陽光の取り込みが可能であり、内臓のLEDにより、夜間には幻想的な車室内とする事が可能である。

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

左右のリア・ドアには、それぞれ、スマートフォンを操作する感覚で、様々な設定が可能なタッチパネルを装備する事で、機能的かつ未来感溢れる後席となっている。

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)
新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

新型BMW 7シリーズでは、すべてのドアを、自動で開閉することが可能である。車外からも、社内からも、全自動での開閉が可能であり、センサー内臓により、狭いスペースにおいては、適切なドア開度を保持する事が可能である。

オプションの「エグゼクティブ・ラウンド・シート」を装備する事で、リアの居住性を、格段に向上させる事が可能である。下肢部クッションが座面と一体となった究極のリラックス・シートを装備し、リア・シートのリクライニング角度は42°を実現したことで、BMWシアター・スクリーンとあいまって、究極のラグジュアリー・ドライビング体験を提供する。

ドライビング・ダイナミクス
BMW 740i

高効率ガソリン・エンジン搭載モデルBMW 740i(ナナヨンマルアイ)は、最高出力380PS(280kW)、最大トルク520Nmを発揮する高効率な最新型の3.0L直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速オートマチック・トランスミッション、さらには、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力380PS(280kW)、システム・トータル最大トルク540Nmを発揮する。
*:ヨーロッパ仕様値

BMW 740d

クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルBMW 740d(ナナヨンマルディー)は、最高出力286PS(210kW)、最大トルク650Nmを発揮する高効率な最新型の3.0L直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速オートマチック・トランスミッション、4輪駆動システムxDrive(エックスドライブ)、さらには、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力300PS(220kW)、システム・トータル最大トルク670Nmを発揮する。
*:ヨーロッパ仕様値

BMW i7

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

BMW i7 xDrive60(エックスドライブロクマル)は、最高出力258PS(190kW)であり、一充電での走行可能距離は約600kmである。
:ヨーロッパ仕様値

最新の充電テクノロジーが採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応している。普通充電においては、自宅で6.4kWのBMWウォール・ボックス(200V/32A)の利用により、約17時間で、充電開始時0%の状態から100%まで充電することが可能である。

急速充電(CHAdeMO)においては、現在主流となっている90kW充電器の利用により、約60分で、充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了する。また、僅か10分の急速充電で、最大約80km程度の航続可能距離を伸ばすことが可能である。
さらに、BMWの店舗に設置予定等、150kWの急速充電器を利用の場合は、約50分で、充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了する。また、僅か10分の急速充電で、最大約130km程度の航続可能距離を延ばすことが可能である。

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

新型BMW 7シリーズには、全車、「オートマチック・セルフレベリング・コントロール付きアダプティブ2アクスル・エア・サスペンション」と「電子制御ダンパー付きアダプティブ・サスペンション」が標準装備されている。サスペンションへのエアの供給はホィールごとに個別に調整されるため、不均衡な積載状態を補正することが可能であり、あらゆる速度域で常に最適な車高を提供できるため、快適で安全なハンドリングを実現している。

卓越性とハンドリング快適性を高める電動パワー・ステアリング「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」、アンチロール・スタビライザーを最適化し、俊敏性、ハンドリング精度を向上させ、特にダイナミックなコーナリング時に効果を発揮する「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」、直進走行時の快適性向上に寄与する「アクティブ・ロール・スタビライザー」、そして、新型BMW 7シリーズで初めて採用される、路面の片側の起伏によるボディ・ロールを軽減するだけでなく、同時に該当する側の車高をアクティブに適合させる「アクティブ・ロール・コンフォート機能」等、最新テクノロジーを採用することで、新型BMW 7シリーズは、まったく新しい次元の走行快適性と長距離ドライブの快適性を実現している。

ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載

新型BMW 7シリーズ誕生!ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車BMW i7をラインアップ
(画像=『Moto Megane』より引用)

BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載されている。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路2となる。
1:高速自動車国道法に定める高速自動車国道、及び指定都市高速道路に分類される道路が対象。
2:SAE International(Society of Automotive Engineers)が定めるレベル2の段階であり、自動運転ではなく、前方注視が必要となるなど、ある一定の条件が必要。