目次
もっと知りたい!エゾフクロウの特徴
獲物を出す神様・エゾフクロウとアイヌの関係

もっと知りたい!エゾフクロウの特徴

エゾフクロウを見ているだけで癒される。そういう方も多いのではないでしょうか。エゾフクロウは全体的に白に近い薄茶色をしており、顔はハート型に縁どられていることで有名です。目はくりくりと丸く、小さなくちばしと足の黄色がよく映えます。

興味深いエゾフクロウの鳴き声

オスとメスで鳴き声が異なるのもエゾフクロウの鳴き声の特徴です。日常的な鳴き声はオスでは「ホッホ」と鳴き、メスでは「ギャー」と鳴きます。他にも囀りとして「ゴロッケホーホー」などの鳴き声を聞かせてくれます。

エゾフクロウの性格は・・・荒い?温厚?

エゾフクロウは猛禽類でありながら温厚な性格をしています。夜行性なので、昼間は木の上や穴などでじっと身をひそめています。狩りをする時以外はゆったり落ち着いた印象です。

自分よりも大きな動物や人間を怖がることはありますが、基本的にはおっとりしています。

残念ながらペットには出来ません

エゾフクロウはワシントン条約に該当します。
ワシントン条約とは「国際取引によって生存を脅かされている。または絶滅してしまう恐れのある野生動物を保護すること」を目的とした条約です。

昨今ではフクロウ(とくに小型を中心としたフクロウ)はペットとして人気を博しています。しかしエゾフクロウは上記のワシントン条約に該当する野生動物です。そのためペットとして飼育することは出来ません。

獲物を出す神様・エゾフクロウとアイヌの関係

エゾフクロウはアイヌの語源で「イソサンケカムイ」と呼ばれています。意味は獲物を出す神です。また別の呼称で「クンネレクカムイ」とも呼ばれています。夜鳴く神として守り神の意味を持ちます。

伝承では、子グマ(アイヌの人にとっての獲物)の居場所を教えてくれていたと伝えられています。アイヌの人たちが猟をする時にはエゾフクロウの鳴くところへ行っていたそうです。エゾフクロウの鳴き声に耳を傾けながら、クマを捕まえていたのですね。

獲物を出す神?北海道に行くなら絶対に会うべきエゾフクロウのあれこれ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)