食品メーカーの営業職という求人を見つけて、どのような仕事か興味を持った人もいるでしょう。食品メーカーの営業の仕事内容やメリット・デメリット、向いている人について解説します。食品メーカーの営業を目指すか迷っている人はぜひ参考にしてください。

目次
食品メーカーの営業の仕事内容
仕事のメリット・デメリット

食品メーカーの営業の仕事内容

食品メーカーの営業職の仕事内容は?向いているのはこんな人
(画像=『キャリアゲ』より引用)

食品メーカーの営業といっても、仕事内容はさまざまです。主な仕事内容を三つ紹介します。

卸会社やメーカーへのルート営業

卸会社やメーカーへ、自社の商品を仕入れてもらうために営業します。食品メーカーには、自社の商品が消費者の手に渡ることで利益が生まれるため、小売店や量販店に商品を流通させるパイプ役になる卸会社に商品を供給することが必要です。

自社商品を発注してもらうために、食品サンプルや資料を使って商品の魅力を伝えたり、場合によっては一緒に商品を陳列したりするなど、関係を構築するまでに地道な努力が必要となります。

スーパーなどの量販店向け営業

スーパーなどの量販店向けの営業では、店頭で商品を目立たせて、顧客の目を引くための施策が重要です。そのため、量販店の担当者に、自社商品を他社商品より魅力的に陳列するような工夫をしてもらう必要があります。

例えば、店頭でポップを利用したり、自社の新商品を案内したりしてもらえるように働きかけることが重要なポイントです。

飲食店向けのエリア営業

食品メーカーの営業先は卸会社や量販店だけではありません。飲食店も重要な営業先の一つです。飲食店に直接出向き、商品の説明などを行ない、自社商品を発注してもらうように交渉します。

契約を勝ち取るには、飲食店の担当者との良好な関係構築が必要です。毎日、店舗を訪問して顔を覚えてもらったり、個人的に食事に行ったりして仲を深める人もいるでしょう。

地道に顧客との関係を深めなければならない点で、卸会社や量販店への営業と比べて泥臭さが必要といえます。

仕事のメリット・デメリット

食品メーカーの営業職の仕事内容は?向いているのはこんな人
(画像=『キャリアゲ』より引用)

食品メーカーの営業は『つらい』『激務』と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。決して楽な仕事ではありませんが、その分やりがいもあります。食品メーカーの営業のメリットとデメリットを解説します。

やりがいを持て、マーケティング知識も身につく

食品メーカーの営業をやっていく中で最もやりがいを感じる瞬間は、自社の商品が店舗に陳列されていることを見たときではないでしょうか。発注してもらえるように地道に努力を続けた結果がわかる瞬間となります。

もし、他社の商品よりも目立つように並べられていたら、喜びはさらに大きいでしょう。

また、マーケティングの知識が身につくこともメリットの一つです。販促のためにイベントを開催して、商品をより多くの人に届けるような施策を考えて提案することも、食品メーカーの営業の仕事です。

イベントが成功して売上がアップしたときも、大きなやりがいを感じられるでしょう。

クレーム対応や力仕事も多い

食品メーカーの営業は、体力勝負の場面もあります。各取引先へ訪問する必要があることに加え、クレーム対応もしなければなりません。また、朝早くから取引先と一緒に商品の陳列をするときもあるでしょう。

さらに、飲食店は土日や深夜にも営業しているところがあるため、休日や深夜に出勤しなければならないケースもあります。営業先の担当者が気難しい人であれば、アプローチに苦労することもあります。

こういった点から、食品メーカーの営業は心身ともにハードな仕事であるといえます。