先延ばしは禁煙できないロジックに似ている

仕事を先延ばしにすることは「禁煙」できないことに似ていると思います。今日から禁煙しよう!と思っても、周りに喫煙者がいると「1本もらっていい?」ともらいタバコをして「明日から禁煙しよう」と先延ばしにしてしまいます。禁煙を成功させるために、タバコの持つ悪影響を繰り返し刷り込まなくてはいけません。

○喫煙により肺がんなどの疾病リスクがアップする ○タバコを吸わなくなればその分の経費を浮かすことができる ○社会の中でタバコが吸えない環境が整いつつある

皆さんに先延ばしのクセがあるなら、これと同じように、先延ばしによる悪影響をリストアップして刷り込むようにしてください。影響を可視化すれば先延ばしはなくなるはずです。

<先延ばしをやめるメリット>

○先延ばしをしなければ空いた時間を有効に活用できる
○先延ばしをしなければ外部の勉強会にも参加できる
○先延ばしをしなければ恋人に会う回数を増やすことができる

<先延ばしによるデメリット>

○先伸ばしをすることで仕事全体の負荷が掛かってしまう
○先延ばしをすることでモチベーションが低下する
○先延ばしをすることで出世できなくなる

どうでしょう。やっぱり先延ばしはよくないのです。

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員
※15冊目の著書『すぐやるスイッチ』(総合法令出版)を出版しました。

文・尾藤克之/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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