自宅の屋根裏で生き物の気配や足音が聞こえる場合に、ねずみがいるかもしれないと疑う方も多いでしょう。ネズミが棲みつくのは、人間にとって健康面だけでなく精神面からもよくありません。ここでは屋根裏にネズミが棲みついているかを確かめる方法と駆除方法をご紹介していきます。棲みついている可能性を感じたら、早めの対処がおすすめです。
目次
放置は危険!屋根裏にねずみが棲みつくリスク
屋根裏にねずみがいるか確かめる方法
放置は危険!屋根裏にねずみが棲みつくリスク

屋根裏にねずみが棲みついているかもと感じたら、放置は危険です。そのうち出ていくだろうというのん気な考えでは、何らかの被害が出てしまい、後から後悔しかねません。ここでは屋根裏にねずみが棲みつくリスクをご紹介していきます。
糞や寄生虫などによる「健康被害」

1つ目のリスクは、糞や寄生虫などによる「健康被害」です。ねずみの糞は嘔吐や下痢を引き起こすサルモネラ菌、腎不全やハンタウイルス肺症候群を引き起こすハンタウイルスなどのウイルスを持っており、様々な病原体を媒介してしまいます。
ねずみは寄生虫がいることもあり、ねずみの体に触れるだけでも感染症やアレルギー症状が起きる可能性があります。また噛まれると鼠咬症になって発熱したり、肺炎を起こす可能性もあるので危険です。
柱や配線などが破損する「経済的被害」

柱や配線などが破損する「経済的被害」も問題です。ねずみは家に棲みつくと、木造住宅の柱や配線をかじってしまうことがあり、柱を直したり配線をかじられて漏電を起こしてしまうと経済的に余計な損害を被ることになります。
ねずみが柱や配線をかじるのには理由があります。ねずみの歯は一生伸び続けるため、伸びた歯を削るために柱などの硬い物をかじるのです。歯は1週間で数ミリほど伸びると言われてるため、かじる頻度が高いのも頷けるでしょう。
足音などの騒音よる「精神的被害」

侮ってはいけないのが、足音などの騒音よる「精神的被害」です。ねずみは夜行性で、夜中に活発に動き回ります。そのため寝ている時間に足音が聞こえてくることが多く、夜中に何度も目が覚めてしまい睡眠障害を起こすことも少なくありません。
何より、ねずみの足音が聞こえることによって不安になったり、ストレスが溜まったり、音が近くで聞こえて恐怖感があるなど、ノイローゼになるほど精神的に追いつめられる方もおられます。被害が大きくなる前にねずみの対処をした方が良いでしょう。
屋根裏にねずみがいるか確かめる方法

ここからは屋根裏にねずみがいるか確かめる方法をご紹介していきます。なかなか屋根裏に登って確認する勇気がない方や、屋根裏に登るのが難しい場合も少なくありません。屋根裏に行かなくて確認する方法はあるので、ぜひチェックしてみてください。
確かめる方法①足音やかじる音がする

確かめる方法1つ目は、足音やかじる音が聞こえるかです。足音は屋根裏だけでなく壁からも聞こえてくることがありますが、カサカサ、カタカタと言った音が聞こえる場合は、ねずみの可能性があります。ねずみが歩き回る音はそう大きくなく、明らかな音がする場合はアライグマなど、もっと大きい動物がいる可能性が高いです。
かじる音はカリカリ、ガリガリと言った音がします。他の屋根裏に棲みつきそうなコウモリやハクビシンなどは鳴き声等でも出さない音なので、この音がしたらねずみがいる可能性大でしょう。
確かめる方法②糞が落ちている
ねずみは屋根裏だけでなく、家の中も歩き回っている可能性があります。ねずみの通り道には糞が落ちていることが多いので、糞があったらネズミが棲みついている可能性が高いでしょう。ねずみの種類によって糞の形状や大きさは違うので、糞の様子もチェックしてみましょう。
確かめる方法③嫌な臭いがしている

最後は嫌な臭いがしているかどうかです。嫌な臭いがする場合、ねずみが死んでいる可能性が高いです。ねずみの死体からは時間が経過すると、かなり強い腐敗臭がします。腐敗臭がする場合は、早めに屋根裏を確認する必要があります。