超浅場のサラシ攻め本命
そこで、もう少し左側へ移動、水深10cmほどの平坦で小さめの石が点在する範囲を攻めてみることにする。波足がわずかなサラシを作り出し、いい感じで水面下を隠してくれる。
この寄せ波を利用して、サラシのなかにジグヘッドリグを紛れ込ませるようにコントロール。この釣り方のコツは、石の沖側から張らず緩めずで送り込んでやることだ。
すると予想が当たり、送り込んでいる途中のサラシに、ロッドティップがグイっと引き込まれた。石の下に潜り込まれないよう、腕を突き出すようにして一気に引きずり出す。
サイズは15cmほどだが、狙い通りの攻略でムラソイをキャッチすることができた。釣友にも釣り方を説明して、さらに追釣を狙って続ける。この釣り方が正解だったようで、立て続けに15~20cmを釣り上げることができた。
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(画像=サラシのなかを狙った(提供:週刊つりニュース関東版 野地文雄)、『TSURINEWS』より 引用)
最終釣果
サラシのない場所では無反応で、白泡の出たときにのみヒットしてくれた。手軽なムラソイの穴釣りではあるが、人より釣果を上げようと思うと奥深さを感じる釣行であった。
30分ほどの実釣で6尾キャッチして終了。よさそうな釣り場を釣友へ譲り、チャレンジしてもらうことにして帰途についた。
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(画像=ワームをガブリ(提供:週刊つりニュース関東版 野地文雄)、『TSURINEWS』より 引用)
<週刊つりニュース関東版 野地文雄/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年6月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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