イタリアンスイーツに注目が集まっている。イタリアンスイーツといえば、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。ティラミス、ジェラートなど耳慣れた商品も多いはずだ。

 なぜ、いまイタリアンスイーツに注目が集まっているのか。イタリアンは、スイーツに限らず、パスタやピッツァなど日本でなじみの多いメニューが多数存在する。過去には「イタ飯」という言葉が一世を風靡したほどだ。このように非常になじみの深いジャンルであるため、次々とヒット商品が生まれやすい傾向にある。

 それに加え、前回のカレーパンの記事でも記述した「0.7食」ブームの影響も否めない。これはコロナ感染拡大により人々のライフスタイルが変化し、リモートワークなどで日常の活動量が減ったことで、3食のうちの1食を「おやつ以上食事未満の“0.7”食程度」にする人が増えたというものだ。

 実はイタリアでは、「スプンティーノ」という、少ししっかりめのスイーツとお茶を楽しむ食文化があり、昨今は0.7食の影響を受けてか、そのしっかりめのスイーツを中心に、イタリアンスイーツに関心が高まっている。

 そこで今回は、注目のイタリアンスイーツで、消費者のニーズを満たすヒントとなりそうなお店や、メニューを紹介しよう。

① マリトッツォ・ブームの
立役者「イータリー」

バイヤー必見!今行くべき専門店 日本人に馴染み深い!?イタリアンスイーツで注目の3店
(画像=「イータリー銀座店」,『DCSオンライン』より 引用)

 こちらはいわずと知れた、イタリア食材を扱うグロサリーとレストランが一体となった人気店だ。

 「買って、食べて、学ぶ」をコンセプトに、イタリアの食材を様々な角度で提案し、イタリアの食の文化や歴史に触れることができる。そのラインナップはイタリア本国のトラディショナルなものから、今日本でトレンドになっているものまで幅広く、スイーツも常に最新のトレンドを抑えている。昨今のスイーツトレンドを語る上で欠かせない「マリトッツォ」も早くから商品化し、同メニューを日本でメジャーなスイーツにした“立役者”の1店といっても過言ではない。

 同店のマリトッツォは、コロンとした見た目のかわいさが特徴だが、食べごたえは十分で、1食を0.7食に置き換えるとしたら最適だ。

 マリトッツォはイチゴやピスタチオ、ティラミス味など定番のものに加え、季節のフルーツでアレンジしたり、ドラトッツォ(どら焼きでアレンジ)、ニクトッツォ(ハンバーガーのように肉を挟んで)など、さまざまな派生商品が登場したことでよりブームが加速した。今後、さらなる「〇〇トッツォ」の登場にも期待したい。

バイヤー必見!今行くべき専門店 日本人に馴染み深い!?イタリアンスイーツで注目の3店
(画像=イータリーは、いまやイタリアンスイーツのメジャーとなった「マリトッツォ」もいち早くから商品化した,『DCSオンライン』より 引用)

店舗名 : 「イータリー銀座店」
所在地 : 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
営業時間: 11:00~23:00(カフェ・マーケットは10:30~22:30)
定休日  :不定休