ルアーフィッシングには様々な専門用語がある。またプロや一級アングラーとなると、自分の「感覚的な言葉」で釣りを表現することもある。その意味も知っておきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
「感覚的な言葉」
釣り雑誌、WEB媒体、動画などを見ていると、「感覚的な言葉」がよく使われる。これはルアーフィッシングに限った話ではない。ライトソルトメインの私だが、たとえば沖のグレ師さんの言葉を聞いたら、「?」が多いと思う。奥深い世界や競技性のある釣りでは、特にテクニカル・タームが多い。それはときにアングラー自身の造語だったりもする。
今は動画で釣りを学ぼうという人も多いだろう。親切な動画なら初心者向けに解説されていたり横文字の言葉に関しては注釈がついたりするが、一級アングラーやプロの使う「感覚的な言葉」は、なかなか理解しにくいものがある。
たとえば、次のような言葉がそうだ。
「聞く」とは?
「アタリがあったら、一度聞いて……」
という言葉がある。「聞く」とは何か?これは、その間(ま)をちゃんととらえる、食い込むまでちょっと待つ、ということだ。「アタリがあったら、一度聞く」→「アタリがあったら、即アワセせずに、食い込むまで待つ」という風にも言いかえられる。
アタリに対して、まさしく耳を澄ますように、聞く。これが「聞く」の意味だ。聞いたあとアワせたり巻きアワセしたりして、魚を確実にハリ掛かりさせて取り込む。
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(画像=アタリが出たらちょっと聞いてみる(提供:TSURINEWSライター井上海生)、『TSURINEWS』より引用)