目次
重曹水を使った床掃除の手順
重曹を床掃除に使うときの注意点
重曹水を使った床掃除の手順

では、作った重曹水を使ってフローリングを掃除する手順をご紹介します。掃除の手順は、ホコリを取り除く、重曹水で優しく汚れを拭き取る、クエン酸水で拭き上げるの3ステップです。
重曹水の床掃除①掃除機でゴミを吸い取る
まず、フロアワイパーやウェットタイプのシート、または水で濡らして固く絞った雑巾を使ってフローリングを拭きあげます。
フロアワイパーを使用する場合は、まずウェットシートを使用します。フローリングの表面には埃が付着しているので、まずは埃をきちんと取り除くことが大切です。
フロアワイパーや雑巾だけでは取り除けないものは、掃除機でしっかりと取り除く必要があります。その後、ドライシートや乾いた雑巾で表面の水分を取れば準備完了です。
重曹水の床掃除②重曹水で拭く

次に、重曹スプレーを吹き付けたり、重曹水を雑巾に含ませて、汚れた部分をやさしく拭き取ります。やさしく拭いても落ちない頑固なベタベタ汚れには、ラップをかけて5~10分ほど放置します。
重曹のアルカリ性の力で酸化した油が中和され、落ちやすくなります。汚れが落ちたら、水をかけてふやかしてください。水ぶきした後は、最後に水でなでると完璧です。
重曹が床に残っていると、乾いて白い跡が残ることがあります。半年に1回程度、床にワックスやコーティングを施すと、黒い跡がつきにくくなります。
重曹水の床掃除③クエン酸水を使うとより効果的

重曹はキッチンの床掃除には欠かせないものですが、クエン酸と一緒に使うとさらに効果的です。クエン酸は酸性のため、水垢などのアルカリ性の汚れを中和して落とすことができます。
重曹で拭いた後、クエン酸で2回ほど床を拭きましょう。重曹では落ちなかった汚れも、クエン酸で落とすことができ、よりキレイになります。また、クエン酸には消臭・除菌効果もあるので、食品を扱うキッチンを清潔に保つのにも効果的です。
重曹を床掃除に使うときの注意点

重曹を使ったフローリングのお手入れには、いくつか注意点があります。ここでは、フローリングのお手入れで気をつけたいことをご紹介します。
注意点①濃度が高い重曹水はNG
重曹はベタベタした皮脂や油、黒ずみ汚れを落とす効果がありますが、濃度が高いものを使ったり、頻繁に重曹水をはたくと、フローリングのワックスを溶かしてしまうことがあります。フローリングの掃除に重曹を使うときは、低濃度で使用するようにしましょう。
気になる場合は、部屋の隅など目立たない場所で重曹を使用してみたり、フローリングの汚れがひどいときだけ使用するなどの工夫をしてみてください。ワックスの剥離が気になる場合は、市販の中性洗剤を使用するようにしましょう。
注意点②フローリングの材質を確認する

フローリングの拭き掃除に重曹を使うときは、必ず材質を確認してください。無垢材や生木に重曹を使用すると、黒く変色してしまう可能性があります。
そのため、やはりフローリングに重曹を使用する際は、目立たない部分でテストして問題がないことを確認しましょう。
注意点③肌荒れを防ぐためにゴム手袋を着用する
重曹を使った掃除の際は、家事用のビニール手袋を着用することをおすすめします。弱アルカリ性の重曹は、素手で長時間触ると肌荒れの原因になることがあります。肌荒れや敏感肌の方は特に注意しましょう。