仕事で「大きなミス」をしたことはありませんか?
今回はそんな仕事でミスをしたエピソードについてMONEY TIMES編集部が取材しました。
安全が最優先の過酷な環境
工場勤務40代です。配管工事をしています。工場で色々な機械のスキルを増やし手に職をつけるために始めました。
数年が経ちスキルもだんだん増えていき、収入が上がるに連れ、それなりに危険を伴う仕事を少しずつ任されるようになってきました。
高所での作業、閉所での作業、重機の運転、後輩の指導、仕事管理など、入社時には下手間だけでよかったものの、収入が上がるに連れ、それなりに仕事はいろいろな人より増えてきました。
しかし職場では重宝されるので入社時にあったような心的ストレスは減りました。むしろ仕事での大きな事故に対するストレスの方が大きいです。
日々、安全管理を徹底するのは基本中の基本で、毎朝安全管理の指示書を作成するのも工場では当たり前のことです。
そんなものなしにやろうものなら労働基準監督所から目をつけられて、工場すら成り立たない世界です。
安全管理が第一優先で、徹底して行います。
そんなある日、あるプロジェクトを受け、大きな配管をクレーンで動かすという作業がありました。
配管は電柱より大きく、クレーンで誘導者もつけて動かします。
安全管理の指示書をみんなで確認し、いざ作業開始。
揺れる配管、そして災害の発生
クレーンは配管を持ち上げ旋回します。
少しクレーンの誘導がずれて配管がクレーンの下で大きく揺れます。
揺れは大きくなり、もはや人が棒で支えるなどのレベルではなく、横の柱に激突。
配管はひねまがり、柱も破損。安全第一どころか災害発生です。
人的損傷こそなかったものの、発注をかけた配管部品は全てだめになり、
工場に損害の費用が全部きて総額は目も当てられない額に。
普通の人なら配管一本が?と感じられる額かもしれませんが、大きな工場でそれをやると、
人員的費用、医療関連、作業の元請けとの関連、部品発注関連、自分の会社の人件費、その他諸々がかかります。
配管の移動が一日潰れるだけで損害が100万円なら安いくらいです。
普通の工場は大体こういう災害に保険で対処するので、実質の負担金は保険料ぐらいです。
しかし、もし保険に加入してなかった場合、今回の件の損害は軽く100万は超えます。
そんな現場で毎日働いており、いつも「安全第一」と皆で声に出して徹底しているのです。
(40代・男性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。
皆さんも、安全管理には気をつけましょうね。
文・MONEY TIMES編集部
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