ルアーでキジハタ釣り
今回は初夏を代表するターゲット、キジハタを狙いに、福井県・越前町に足を運んだ。釣行日は6月11日。午後1時から日没までの短時間勝負だ。
釣友の船に乗り、水深30~50mの岩礁と砂地が複合した地形を中心に狙っていく。
今回使用するタックルだが、ロッドがHRF・KJ85MS、リールが19セルテートLT3000‐CXH、メインラインがG‐SoulX8アップグレード1号、リーダーがシーガーグランドマックスFX5号だ。
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ターゲットはキジハタ
ポイントまで船を走らせること10分。40mラインからスタートすることにした。まずはスイミング根魚玉45gに、キャラメルシャッド3.5inをセットして、巻きの釣りで反応を見る。
開始わずか1投目でガンッ!と気持ちのいいバイト。早速30cm台半ばのキジハタがお出迎えだ。その後も反応が良く、アベレージ30cmのキジハタが次々と釣れてくる。しかし特大サイズがなかなか現れない。
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浅場で良型キジハタ43cm
そこでスポーニングを意識した大型狙いにシフトして、水深30mの浅場を攻略する。先ほどのポイントとは打って変わって反応が薄い。
30分ほど流したところで、釣友のロッドが大きく弧を描いた。上がってきたのは48cmの大型個体だ。すぐさま私もヒットルアーを参考にし、ワームをバルト4.5inにブレードをセット。
キャストすること2投目でドンッ!この重量感は良型の予感がする。大口を開けながら上がってきたのは、43cmのグッドサイズのキジハタだった。やはりスポーニングを意識した大型は浅場にいたか…。
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巨大カサゴ45cm
しかしその後はアタリがピタリと止まってしまったため、再び反応の良かった深場へと移動することになった。今度は水深50m。ベイト反応が濃く、いかにも釣れそうな雰囲気が漂う。
今度はナチュラルにアクションできるスイングインパクトの4.8inにチェンジ。ボトムまで落としてやると、ズン!と重くのしかかるようなバイト。すかさずフッキングを入れると、さっきのキジハタより暴力的な引きが襲いかかってきた。
最後まで油断できないほど粘り強い引きで上がってきたのは、なんと巨大なカサゴだ。サイズを測定すると45cmもあった。
しかも驚くことにこのカサゴ、胸ビレの本数が18本。つまり大型化しやすいウッカリカサゴではなく、普段陸っぱりから釣れる種類の本カサゴだった。まさかこんな巨大カサゴがいるとは、まだまだ越前沖は謎が多い場所だ。
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