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うねりの間隔(波周期)予報の確認方法
うねりの間隔(波周期)の数値について

うねりの間隔(波周期)予報の確認方法

各天候予報サイトで確認可能!

【連載】夏秋の釣りはうねりの間隔にも注目!海況予報を知って安全に釣りを楽しもう!
(画像=出典:unsplash.com,『暮らし〜の』より 引用)

うねりの間隔(波周期)予報の確認は各天候予報サイトで確認できます。波情報・波周期という言葉を使っているケースが多いです。3日間ほどの予測を掲載しているサイトが多いので、数日前から釣行計画を立てておきたいときは必ずチェックしておきましょう。

台風が通過した後はうねりがある、というのは容易にイメージができますが、台風が向かってきている時や沖合を通過した時は陸の天候とリンクせずイメージが難しいケースが出てくるので、夏秋は心配しなくていいかなという日でもチェックしてみてください!

スマホアプリならWindy

スマホアプリは定番のWindyがおすすめです。アプリを起動した後、地点を指定して「この位置の予報」、下部の「表示」から「波」を選択して数値表下段にある「うねりの間隔」をチェックしてみてください。こちらも数日先まで確認が可能です。

予報の精度が高く釣りに必要な情報も完全網羅、ショアゲームからオフショアゲームまで役に立つので、まだお持ちでない場合はこの機会にぜひ導入してみてください!

うねりの間隔(波周期)の数値について

平時の間隔は3秒前後

【連載】夏秋の釣りはうねりの間隔にも注目!海況予報を知って安全に釣りを楽しもう!
(画像=出典:unsplash.com,『暮らし〜の』より 引用)

ここからは具体的にどの程度の数字なら気にするべきか、という部分についてです。

場所それぞれに違いがありますが、平時の海のうねりの間隔(波周期)はおおむね3秒前後。この程度の数値だとうねりではなく風波で、大きなうねりがくると10秒、13秒という数値になります。Windyだと黄色の表示。10秒という数値はサーフィンで喜ばれるような海況なので、岸からなら釣りはできるけど割れた波を越えたくないカヤックフィッシングは難しいかなという程度の値です!

周期が大きいうねりはスピードがあってパワフル

うねりの間隔(波周期)は波のスピードやパワーにも関係しています。

例えば静かな砂浜を想像すると、ザー、ザーと波は3秒周期程度で優しい波打ち際が頭に浮かびますが、激荒れのサーフだとどんな感じでしょうか。ドーン…ドーンと10秒周期程度で割れた波が大きく波足が長いかと思います。災害を起こすようなうねりは30分、1時間といった間隔です。

うねりの間隔(波周期)が長いと波はスピードが速く、動く水の量が多くてパワフル。波打ち際がハードでカヤックの出艇は難しいし、岸から釣るにしても底荒れしやすくなります。周期が長ければ長いほど、大きく力強い波になる可能性が高いことをチェックしておきましょう。

波高とうねりの間隔(波周期)を組み合わせよう

【連載】夏秋の釣りはうねりの間隔にも注目!海況予報を知って安全に釣りを楽しもう!
(画像=出典:unsplash.com,『暮らし〜の』より 引用)

例えば波高0.7m、うねりの間隔(波周期)4秒という条件は、0.7m程度の波が4秒おきに訪れます。波高はちょっと気になりますが、うねりの間隔(波周期)が短いことからこれはおそらく風波で、うねりはほとんど無さそうです。

では波高0.7m、うねりの間隔(波周期)10秒ではどうでしょうか。0.7m程度の波が10秒おきに訪れると読み取れますが、うねりの間隔(波周期)10秒はそれなりに大きな数値。沿岸の浅場に入ったうねりのパワーの増幅で、ときどき平均値の倍ぐらいの波が来る可能性があります。

地形や釣り場の条件にもよりますが、釣りはできるがやや荒れ気味なイメージです!

オフショアは事情が違う

先ほどご紹介した例は岸釣り目線で、オフショア目線になると事情が少し変わります。

例えば沖側で波高1.5m、うねりの間隔(波周期)12秒という状態は、遊漁船であれば問題なくクリア可能。この程度であれば沖側で波が立って割れるということはあまりないので、ゆっくり大きく上下を繰り返す状態になります。

逆に波高1.5m、うねりの間隔(波周期)6秒というような風波が強い状況だと、細かく上下するので荒れていると感じます!