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今冬さらに深刻化する可能性
太陽光発電への投資・新型原子炉開発……

今冬さらに深刻化する可能性

このたびの注意報発令などでにわかにクローズアップされた電力不足ですが、近年はむしろ冬場のほうが厳しい状態だといいます。

深刻な“電力不足”、今冬さらに悪化する可能性。背景には再エネシステムの弱点も
(画像=『TECHABLE』より 引用)

経産省によれば、今冬の東京電力管内の予備率は、来年1月に▲0.6%、2月には▲0.5%まで低下する見込みがあるようです(10年に1度の厳寒を想定した場合)。

そうなった場合は、計画停電が実施される可能性もあり、オフィス・工場・インフラなどが一時稼働停止に追い込まれるといったことも考えられます。

太陽光発電への投資・新型原子炉開発……

足元の電力不足には、火力発電所の再稼働で対応していますが、再エネシフトが続くなかで大規模な火力発電所を増設するのは難しいでしょう。

となると、先述した太陽光発電の弱点を補完する蓄電システムや省エネ技術への投資、既存原発の再稼働や安全性に優れる新型原子炉の新設などが必要になりそうです。

深刻な“電力不足”、今冬さらに悪化する可能性。背景には再エネシステムの弱点も
(画像=『TECHABLE』より 引用)

太陽光発電については、株式会社アクシスが提供する遠隔監視システム「Solar Plants Viewer(SPV)」など、効率化を推進するソリューションもあります。

しかし、まずは私たち一人ひとりの節電意識が重要。経産省は、熱中症にならないように冷房を活用しつつ、照明の間引きや使っていない機器の電源を切るなど協力を呼びかけています。

(文・Higuchi)

提供元・TECHABLE

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