ではデメリットは?
ガラスサンルーフが付いている多くの車は、サンシェードを備えています。サンシェードは光を遮ってくれる装備ですが、通常のルーフほどの遮熱効果は期待できません。そのため、夏場などは通常のクローズドルーフよりも室内が暑くなりやすいです。
また、万がいちシェードを閉め忘れて炎天下に駐車した場合は、しばらく乗れないほど車内が暑くなることもあるので注意が必要です
加えて汚れが大敵。場所柄、雨風の影響が受けやすく、サンルーフの開口部のあたりにゴミが溜まりやすいのが問題です。水などが入っても問題ないように水抜きのダクトなどもあるのですが、汚れが詰まると雨漏りの原因にもなりますので、定期的な清掃が必要なのです。しかも、場所や機構が複雑であることもあり、掃除は面倒です。
とにかく重い!
ガラスのサンルーフは、そのメカニズムも含めると車のもっとも高いところに10キロ近いものを装備することになり、運動性能の悪化につながります。近年、スポーツカーやスポーツモデルでは、アルミやカーボンファイバーの採用など、ルーフを軽量にすることで運動性能の向上を狙っていますが、この真逆を行きます。
そのため、スポーツカーの場合、必ずしもサンルーフが喜ばれるわけではありません。
また重量の増加は燃費に影響します。また、タイヤやブレーキの消耗と言った部分でも、少なからず影響があると考えられます。
さらに、標準車が重量区分ぎりぎり車重で合った場合、サンルーフを装備することでひとつ上の区分になり、重量税が変わるなんてこともあるそうです。
たとえばミニバンなどで2トン近い車種の場合、サンルーフの有無で重量税の枠が大きく変わります。
1,990㎏の車の場合、サンルーフを付けて2,030㎏になったとしましょう。2トンまでと2.5トンまででは、2年間の重量税が8,200円程異なります。車検の時に支払う費用が値上がりすることは覚えておきましょう。
筆者は、中古車をずっと乗り継いでいましたが、サンルーフ付きを信条としていた都合上、ボディカラーやグレードなども含めてマッチングさせるのに半年以上かかったこともありました。
たかがサンルーフ、されどサンルーフ。1度くらいはサンルーフ付きに乗ってみても良いかもしれませんね。
提供元・CarMe
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