多くの車種で、メーカーオプションとして設定されているのがサンルーフ。呼び名はメーカーによっても異なり、トヨタであればムーンルーフと呼んだりします。サンルーフは、車種やボディ形状によってさまざまな種類があります。ガラス製もあれば、パネルサンルーフと呼ばれるスチールのパネルでできたものもあります。サンルーフのメリットとデメリットを見てみましょう。
イメージUPと査定額UP!
個人差があるかもしれませんが、サンルーフが付いた車両は高級感が増したイメージになります。また、白などの明るいボディカラーにガラスサンルーフが付いていると、ルーフのイメージが変わります。
イメージUP=中古車市場では売りやすい車、ということになります。サンルーフはそもそもメーカーオプションでの設定。価格は、10万円前後はする商品です。
そのため、新車でかつ”注文生産”でないと、なかなか付いていない装備といえます。ミニバンなど、サンルーフの要望が多い車種だと在庫車でも付いている場合がありますが、それでも少ないでしょう。
そうなると、中古車市場では“サンルーフ付き”を探すというのは比較的困難。ゆえに、サンルーフ付きの個体は商品としては売りやすく、値崩れもしにくいといえそうです。下取りや買い取り等の場合、サンルーフは加点対象で、査定額にプラスされます。
たとえば、クラウンなどの車種で、ここ10年くらいのモデルの場合、ナビゲーションが付いていないと減点。ナビは付いていて当たり前なのです。一方サンルーフは、付いているのは珍しい車両なので、こちらは加点対象になるというわけです。
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開放感と換気などの利便性
オープンカーとは違った開放感があるのがサンルーフの特徴。雨の日や少し曇った日でも、ガラスサンルーフならサンシェードを開ければ、室内が明るくなりちょっと晴れやかな気分になれることも。
実用面では、チルトアップ機能を使うことで冬などでも寒さを感じずに換気をすることが可能になります。タバコを吸わなくても、換気などに便利ですのでお勧めのアイテムです。
また、ルーフの洗車がしやすくなるという特徴もあります。