サーフィンをするためのサーフボードにはいくつかの種類があり、その形や種類によってそれぞれに違った特徴があります。今回は、その中でもミニシモンズというボードをご紹介!一度乗ったら虜になるミニシモンズの特徴や魅力のほか、サイズ選びのコツも合わせてご紹介します。
「ミニシモンズ」について
サーフボードの種類のひとつ
Beach Access ミニシモンズ
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ミニシモンズとはサーフボードの1種で、ロングボードを半分に切ったような形をしているのが特徴です。長さは5フィートから6フィートほどとサーフボードの中では一番短くなっています。
サーファーの間では同じく長さが短めのフィッシュが人気で、オルタナティブ系が流行中です。ミニシモンズもオルタナティブ系のサーフボードですがフィッシュと比べてマニアックなようで、日本で使っているサーファーはあまり多くありません。
ミニシモンズのルーツ
「ミニシモンズ」というデザインがサーフボードに取り入れられたのは、2000年に入ってからです。登場した当時はその形に誰もが驚きで目を見開き、これで波に乗れるのかという疑問の声も聞かれました。
ミニシモンズは、「シモンズ」という昔の木でできたサーフボードがルーツになっています。シモンズは歴史の中にうずもれて一度は見かけなくなったデザインですが、再び光が照らされてミニシモンズという新しい形で蘇りました。
ミニシモンズの特徴
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ミニシモンズの特徴は広めのノーズと直線的なレール、角ばったテールといった独特の形をしているところです。おもにツインフィン、またはクアッドフィンが使われることが多く、しっかり波をとらえられます。
ミニシモンズは独特の形からテイクオフが早く、滑り出しからしてスピーディーです。また、短いながら波への乗り方が簡単なので乗り味を楽しんだり、ゆったりとしたライディングを楽しめるのが最大の魅力と言えるでしょう。
ミニシモンズらしいサーフィン
ミニシモンズはショートボーでありながら乗り方が簡単なサーフボードです。短いボードのメリットは、ライディング中の小回りが利く点。パドリングのトップスピードが速くない点や、幅の広さからドルフィンスルーがしにくい点はデメリットと言えるでしょう。 ノーズの幅広さを活かしてハングファイブをしたり、水とボードの接地面の広さからゆったりと波に乗ったり、気張らない乗り味がミニシモンズらしいサーフスタイルです。
ボードの口コミ
乗りやすい
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とても乗りやすく、初心者の私でもテイクオフが早く感じます。
引用元: amazon.co.jp
ミニシモンズにはテイルの幅があり、ノーズ部分もほかのボードより幅があります。テイクオフの際に後ろ側から押される水の抵抗を効率よく受けることができるので、ボード自体の長さを短く抑えることを可能にしました。
そのため初心者でも乗りやすく、テイクオフの速さを感じられます。例えば、普段は5フィート10インチのフィッシュに乗っている場合、5フィート4インチのミニシモンズの方がテイクオフが速いと感じるでしょう。
滑りにくい
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確かに滑らない!
引用元: amazon.co.jp
サーフボードは表面が濡れると滑りやすく、サーフィン中に転倒することもあり得ます。転倒したときの打ちどころが悪かったり、転んだ拍子にボードが転覆して溺れる可能性はゼロではありません。
そのため、多くのサーファーはボードに滑り止めのワックスを塗っています。その点ミニシモンズはメーカーにもよりますが滑りにくいのが特徴です。また、ワックスとの併用でさらに滑りにくくなるので、より安全にサーフィンを楽しめます。
軽くて浮力がある
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ボリュームから受ける感じよりかなり軽い仕上がりです。
引用元: review.rakuten.co.jp
ミニシモンズは軽くて浮力があるのが特徴です。そのため、高さがある波でもバランスをキープしやすく、一度乗り方をつかむとぐんぐん加速していきます。走りもほかのボードと比べてスムーズです。
ボード全体が浮いているような感覚の乗り味を楽しめるでしょう。乗り方によっては、日本海の荒れ狂う高波でも乗りこなせます。とはいえ、初心者のうちから荒波にチャレンジするのは思わぬ事故のもとなので控えましょう。
大きめのアクションは不要
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ターンに大きなアクションは要らず行きたいほうを見るだけで反応してくれる。
引用元: review.rakuten.co.jp
ミニシモンズのテイル部分はほかのボードと比べて平坦な形をしています。いつも通りにスタンスを決めようとすると後ろ側の足はフィンの上辺りになり、足の後ろには抵抗となるものが何もありません。
そのため、とても軽いターンをすることが可能です。太ももくらいの波でも、小さな半径のカットバックをするのに何も難しいことはありません。スピードを落とさずに、伸びがあるカットバックを気持ちよく決めることができるでしょう。