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電動バイクの可能性を広げる超高速充電!
もちろん電子制御満載。微速モードや後退モードも!

電動バイクの可能性を広げる超高速充電!

電動バイクの普及には、社会全体における充電インフラの整備に加えて、車両の航続距離アップと充電時間の短縮が大きな課題となる。どんなに高性能な電動バイクでも、充電に多くの時間が必要で航続距離が短ければ、一般ユーザーに多く受け入れられるほどは普及しづらい。TE-1はその点において、今後の指標となるような充電時間の短縮化も実現している。

航続距離は100マイル(161km)と発表されていて、これはそれほどスゴい数値ではないが、急速充電による0-80%チャージはわずか20分に短縮化されている。わずか2~3分で満タンにできるガソリン車に乗っている我々からすると、20分という時間はたしかにまだ長いが、ライブワイヤーの0-80%急速充電が約40分であることを考えると、これは注目すべき“次世代性能”だ。

177馬力の最高出力で0-100km/h加速3.7秒!トライアンフの電動スポーツバイク「TE-1」が最終テスト完了!
(画像=『Moto Megane』より引用)
177馬力の最高出力で0-100km/h加速3.7秒!トライアンフの電動スポーツバイク「TE-1」が最終テスト完了!
(画像=『Moto Megane』より引用)

もちろん電子制御満載。微速モードや後退モードも!

電動に限らず、近年のモーターサイクルは電子制御技術によって大きく進化を遂げた。TE-1にも、これまでトライアンフが培ってきた電子制御技術が多数導入されている。まずライディングモードは4種類を用意。スロットルオープン時の過度なホイルスピンを抑制するトラクションコントロールシステムと、ウイリーを制御するリフトコントロールシステムも採用されている。ちなみにフェーズ4では、TOBCトライアンフレーシングチームのストリートトリプル765 RSを駆り2022年春のデイトナ200で2連覇を果たしたブランドン・パーシュ選手が、サーキットでTE-1をテストライディング。その走行シーンも公開され、パーシュ選手は豪快なウイリーも決めているが、これはリフトコントロールの介入を弱めた(もしくは解除した)状態だと思われる。

この他、電動モビリティとしては定番の回生ブレーキ、取り回しに役立つウォークモード(微速前進モード)やリバースモードも搭載されている。

177馬力の最高出力で0-100km/h加速3.7秒!トライアンフの電動スポーツバイク「TE-1」が最終テスト完了!
(画像=『Moto Megane』より引用)