【独自検証】中高生のステメ事情 | ステメを使って自己表現!いじめに使われることも

大人だとステメを「登録していない」か「同じステメをずっと使っている」人がほとんど。ところが中高生のステメの活用方法は、大人とは少し違います。ステメは「中高生ほどよく使っている」というのが、機能としての面白い特徴と言えるでしょう。

今回記事の執筆に当たり、複数の中高生に話を聞いたところ、中高生の大半がステメを登録していました。

LINE「ステータスメッセージ」とは?設定方法&今どきの中高生ステメ活用法を検証!
(画像=例えばTwitterのようにひとこと日記や日常で感じたことを書いたり、アイドルの誕生日やニューリリースを祝う「推し活」の場として利用したり、友だちと楽しみな予定をお互い書き合ったり(「◎月◎日文化祭!」など)、わずかなスペースを中高生は楽しく活用しています。上記画像は「推し活」に利用している女子高生のステメの例。改行を多く入れスクロールしないと全文読めないようにステメを設定している中高生も多いです、『オトナライフ』より 引用)

もっとも、以前ほど頻繁にステメを変更する中高生は減っています。メインのコミュニケーションツールとして、LINEではなく、InstagramのDMを使っている学生が非常に増えたのも一因でしょう。

とはいえ、自己表現の場のひとつとしてLINEのステメは2022年現在でも人気です。

ただ、時にはステメを使ったトラブルも発生しています。筆者が聞いた事例だと、自分の不安定なメンタル状態を度々ステメに書き込んでいた生徒のプロフィール画面がスクショされ、学校の生徒のあいだで出回っていじめのきっかけになったという話を聞きました。また、ステメに相手をぼかして悪口を書き(「あいつみんなからウザがられているのに気づいていない笑はよ気づけ」など)、トラブルへ発展した話も聞きました。

【注意喚起】中高生がステメを活用する際に気を付けること

なおLINEのステメはInstagramやTwitterの公開アカウントに比べて半分クローズドのSNSということもあり、LINEの「友だち」にしか見られていないと思っている中高生も多い様子でした。

LINE「ステータスメッセージ」とは?設定方法&今どきの中高生ステメ活用法を検証!
(画像=LINEの「友だち」に追加していない「知り合いかも?」の人たちにもステメは表示されるので注意が必要です、『オトナライフ』より 引用)

ステメは「知り合いかも?」に表示される友だちになっていない人や、ブロックした相手も見ることができます。また、ステメをすぐ変更したとしてもスクショが可能なので、スクショした画像が出回る可能性があります。そもそも相手をぼかしてSNSで発信することはLINEのステメに限らずトラブルの元です。

そういったことを意識して、ステメを自己表現の場のひとつとして楽しく安全に活用してみてくださいね。