うなぎは奈良時代から栄養価が高く、夏に適した食材と知られていました。そして、最近では重要なスーパーフードとして注目されています。ここではウナギの栄養について紹介します。
(アイキャッチ画像提供:pixabay)
うなぎは健康食
うなぎの脂質は、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を含む、不飽和脂肪酸です。この不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があります。
悪玉コレステロールが多い状態では、血管が老化現象をおこし硬くなった状態の動脈硬化を引き起こし、血液が上手に流れずドロドロ状態に…。
しかし、善玉コレステロールが増えることにより、健康的な血管を維持でき動脈硬化のリスク減らし、高血圧、心筋梗塞や脳梗塞といった生活習慣病やさまざまな病気を予防することができます。
うなぎは脂っぽいと思われがちですが、魚の脂質は人の体に必要な成分のため、積極的に摂取したい栄養でもあるのです。
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(画像=生活習慣病予防にもなるうなぎ(提供:pixabay)、『TSURINEWS』より 引用)
うなぎは意外と低カロリー
うな丼として、うなぎとご飯を合わせるとカロリーはなんと700kcal以上。しかし、うなぎ蒲焼き自体のカロリーは100gあたり250~300kcalほど。秋刀魚も300kcal以上あるため、実は思ったより高くはないのです。
丼としては高カロリーになってしまうため、白米の量を減らしカロリー調整を行うといいでしょう。
「やっぱり、カロリー高いんだ」と思いがちですが、魚に含まれる脂質は良質でカラダが喜ぶ不飽和脂肪酸が含まれているため、1日1食魚を食べる習慣があっても悪いことではないです。むしろ、魚中心の食生活こそ理想の習慣ではないでしょうか?