汽水域から結構川の上流にまで広く生息している身近なカニ「モクズガニ」!カニミソが超絶品なんです!上海蟹の親戚のモクズガニを食べみたのでリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)

モクズガニとは?

甲羅は8cmほどまで成長する淡水域のカニの一種です。ハサミに海藻のような毛が生えていることが特徴的なカニで、「藻屑カニ」と呼ばれています。

高級「上海蟹」の近種『モクズガニ』は身近な珍味 絶品酒蒸しを食す
(画像=モクズガニ(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

私の住んでいる愛知県碧南市ではモクズガニがよく採れる地域で、別名で「モクソ」と呼んでいる人もいます。

高級食材「上海蟹」の近種

ちなみに、中国の食材として有名な上海蟹とモクズガニはかなりの近縁種で、見た目がそっくりです。

上海蟹は日本で特定外来生物に認定さているので、生きたままの持ち込みは禁止。上海蟹は繁殖力や生命力が強力で、日本の生態系に影響を及ぼすほどらしいです。

どんなところにいる?

淡水域の下流部や汽水域にいることが多いです。私の地域では、愛知県の矢作川の下流で採れることが多く、テトラや岸壁などに潜んで、イソメや小魚など何でも食べます。

また、ボートシーバスをしていて、岸壁を狙っていると、よく張り付いていることを目にします。

動きが遅いカニなので、タモで簡単に採ることができます。

雨後が捕獲のチャンス?

筆者的にモクズガニを獲りに行くなら、雨後によく獲れることが多いと感じています。理由を個人的に考えてみたら、海にいるモクズガニは海水に慣れているのですが、雨が降ることによって水質が変化して、雨水を嫌って海面や陸上に登ってくるのではないかと考えました。

正確な理由は分かりませんが、特に岸壁で獲れるモクズガニは雨が降ると岸壁に登っているので、タモですくいやすくなると思います。

また川では雨で水が増水するので、流されないように、流れがないエリアや陸上に避難するのかもしれません。