動画を公開する意義

佐倉市議会では、議場で行われる「本会議」という会議体についてのみ、動画公開されています。そのため、今回は議場で起きたことの多くを動画で知ることができます。

私としては、佐倉市議会のような野次がまかり通る「発展途上議会」あるいは「動物園議会」である場合は、本会議も取手市議会の常任委員会のように360度カメラを設置し、議場すべてを網羅的に確認できるようにすべきと考えます。そうすれば、野次もなくなるうえ、どこかの議会のような居眠り議員も一掃されることでしょう。

なお、取手市議会が本会議は定点カメラを使用しているのは、まさに議会の質が佐倉市議会とは比べ物にならないほど高いところにあり、野次や居眠りなど「ありうべくもない」ことの証左だと思います。

私は、本会議だけではなく、「真剣勝負の審議」がなされる委員会もしっかり公開すべきということを訴え続けていますが、それはこのような非常事態が発生した、あるいは市民にとって関心の高い議案の審議があった場合に、市民に対する説明責任を果たすため、という至極まっとうな理由からです。しかし、佐倉市議会を含む多くの議会で、なんとかして「公開しない」よう涙ぐましい努力を重ねている議員が大勢を占めている状況は、既報のとおりです。

報復合戦という茶番も情けない限りですが、以上のとおり本丸は「公開」です。

今回は、その大部分が佐倉市議会でも公開されている「本会議」で発生した件ですので、動画と私の解説をあわせて公開しています。ご興味があれば、ぜひ以下からご確認ください。

文・高橋 富人

文・高橋 富人/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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