今回はシャコの生態について調べてみました。凄まじいパンチ力が有名ですが、実は視力もハンパないようです。
シャコってどんな生き物?
シャコはシャコ目・甲殻亜門軟甲綱・トゲエビ亜綱に分類される節足動物です。世界中に約500種以上がいると言われ、化石記録まで遡ると約4億年前のデボン紀にもシャコの仲間が存在していたとされています。
日本では古くから食用とされており、最古がいつかは不明ですが、江戸時代ではすでに寿司ネタとして提供されていたことが文献に残っています。
食べることができるのは知っているけれど、食わず嫌いだったりと敬遠されがちのシャコについて詳しく見ていきましょう。
甲殻類最強と言われている
シャコは大きくても20cm前後の生き物ですが、性格は非常に凶暴です。食性も肉食で、小型のサカナやエビなどを捕脚と呼ばれるカマのような足で捕まえて捕食します。
また、シャコの大きな特徴でもあるカマのような大きな捕脚は、強力なパンチを打つことができ、大きな貝の殻もこのパンチで破壊し、中身を破ることもあるようです。

(画像=実は高スペックな生き物(提供:PhotoAC)、『TSURINEWS』より 引用)
このパンチは非常に強力で、飼育用に飼われていたシャコが水槽のガラスを割った事例も存在したり、ダイバーのウェットスーツを破損したなど、小さいカラダからは想像もつかない程の破壊力を持っています。
そのため、シャコは甲殻類最強と言われています。
さらに言うと、動物界で「身体の大きさを同じにしたと仮定した場合の最強」を考察される場面では必ずと言っていいほど名前が浮上するような生き物なのです。