野生で生き残った「アルビノアザラシ」も存在

アルビノアザラシの存在は、きわめて珍しいですが、過去にも数例ほど報告されています。

こちらは2017年に、写真家のセルゲイ・フォミン氏により撮影されたアルビノアザラシです。

出現率10万分の1「オレンジ色のアルビノアザラシ」を発見!群れから敬遠される『みにくいアヒルの子』状態だった
(画像=Credit: Sergey Fomin、『ナゾロジー』より引用)

撮影当時は2〜3歳で、視力が悪いことが確認されていましたが、体調は良好でした。現在は5〜6歳頃で、今シーズンの繁殖活動には参加しておらず、独身アザラシが集まるコロニーにいたといいます。

これはアルビノアザラシが野生で大人まで生き残った最初の報告例です。

他にも、2011年にアルビノアザラシが見つかっていますが、こちらは「ナファンヤ(Nafanya)」と命名され、保護されました。

こちらは、ナファンヤの映像です。

今回見つかったアザラシも、立派に成長したみにくいアヒルの子のようにたくましく生きることができるでしょうか。


参考文献

boredpanda


提供元・ナゾロジー

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