顔に対する親和性は共通の祖先から受け継いだ遺産

孤独なカメの赤ちゃんも「顔の模様に惹かれる」と判明。子どもが親の顔を見て微笑む理由が覆る!
(画像=有羊膜類は両生類から約3億1200万年前に分岐した、哺乳類とハ虫類の共通の先祖である/Credit:wikiwand、『ナゾロジー』より引用)

今回の研究により、逆三角形の3点が顔に見えてしまう仕組みが哺乳類と爬虫類の垣根を超えた共通のシステムであることが判明しました。

おそらく哺乳類も爬虫類も、脳内に逆三角形の3点を顔と認識する、古代から受け継がれた同一の回路(神経接続パターン)を持っているのでしょう。

ただ今回の研究では、哺乳類がもとは一般的なシステムであった顔型に反応する仕組みを、「親子の絆に転用している可能性」まで否定するものではありません。

一般的なシステムをより限定された目的に転用する過程は進化のあらゆる段階で起こり得ます。

動物の生育期に親子の絆が存在するのか、今後も研究は続いていくようです。


参考文献

inverse


提供元・ナゾロジー

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