仕事で「大きなミス」をしたことはありませんか?
今回はそんな仕事でミスをしたエピソードについてMONEY TIMES編集部が取材しました。
頼りになる営業マン
私の職場で起きた、30歳男性の営業マンの話です。
不動産屋にて勤務する私は、日ごろその営業マンAさんをとても頼りにしていました。
彼は、未経験でこの業界に入って3年、不器用ながらも一生懸命仕事に取り組んでいました。
決して要領の良くない彼でしたが、とにかく努力家でしたので周囲からもこき使われながらも仕事をこなしていました。
ところが、28歳の新人R君が入社してから、周囲のAさんの対応ががらりと変わっていきました。
新人で未経験でありながら要領のいいR君は、どんどん契約を取っていき、(Aさんの顧客も奪っていく)
成績が逆転したAさんは焦りを感じ始めていました。
同時に、上司も新人R君もAさんを見下すようになり、Aさんは職場で行き場を失っていきました。
R君が入社してからのAさんは話しかけても上の空で、ボーっとしていることが増えました。
加えて、取引先からもAさんからの返答待ちになっていた案件の返事がないということが頻発していました。
契約日当日に大きな問題が発覚
そんな中、ようやく取り付けた一棟物のビルの賃貸契約でAさんはやらかしてしまいました。
契約日当日、借主と貸主とAさんの3者で契約締結を行っている際に発覚したことがありました。
借主側の条件は「室内の柱の撤去や雨漏れ等の修繕工事を貸主負担で直してもらえることが前提で借りる」という話になっていたのですが、 貸主側はその内容は一切聞かされておらず、現状のまま貸すことで合意しているの一点張り。
これは、Aさんは借主側の話は初めて聞いたと主張するのですが、その内容のやり取りはしっかりとメールで記録が残っていました。
Aさんは、後輩と比べられるプレッシャーから契約内容が頭に入っておらず、貸主へ重大な事項を伝達しわすれていたのです。
契約開始日が1週間前ということもあり、借主側も今さら新しい事務所を探すわけにもいかず。
結局、貸主はその件についてお金を出す気はなく、私たちの会社のミスとして仲介会社である私たちの会社が半分支払うこととなりました。
その工事費用は約100万円。(残りは借主が長期借りることを前提で半分支払い、その代わり家賃は多少値引きしてもらい、事なきを得ました。)
正直、私たちの会社はとても小さな会社でしたし、立ち上げたばかりの会社でかなり大きな損失でした。
(30代・女性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。
文・MONEY TIMES編集部
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