江戸川河口での潮干狩りはそろそろ終盤戦。かわってデキハゼが成長してきました。今回はこの時期ピンポイントで可能な、ハゼ釣りと潮干狩りの「二刀流作戦」をレポートします。
江戸川放水路の立ち込みハゼ釣り
江戸川放水路でのハゼ釣りといえば、ボート釣りや桟橋釣りが有名ですが、もちろんそれらを利用せずにハゼ釣りを楽しむことも可能。この場合、基本的にウェーダーなどを着用しての立ち込みが主になります。
また、一部のポイントでは潮や時間帯に大きく左右されますが、テトラや足場のいい護岸からの釣りも可能。その時々にあわせて最適なポイントを選んでみるといいでしょう。
さらに6月後半~7月の大潮の日には、潮干狩りとの「二刀流」も魅力的。時間帯がピンポイントになってしまいますが、逆にうまくあわせることができれば、晩ご飯の食卓がとても賑やかになること間違いなしです。
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立ち込み釣りのタックル
立ち込み、護岸やテトラから双方とも、使用するサオは長めが効果的。のべザオなら3.6~4.5mはほしいところです。もちろんリールタックルでのちょい投げでもOKです。
サオ以外の仕掛けやエサについては、一般的なハゼ釣りのもので可。ウキ釣りやミャク釣り、イソメやホタテなど、自分のスタイルで持ち込んでみてください。
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立ち込みでのハゼ釣り方
釣り自体はボート釣りや桟橋釣りと比べてしまうとやや難易度が上がります。特にポイントは潮の状況によって刻々とかわっていくので、広範囲を探ることが必須となります。基本、潮が動いている時の方が活性高く、ヒネも出やすい(特に上げ)ので、できるだけそういう時間帯を狙ってみると良いでしょう。
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江戸川放水路での潮干狩り
江戸川放水路は砂地や泥地、牡蠣殻岩礁地帯など、変化にとんだポイントが点在していますが、2021年は牡蠣殻岩礁地帯でのアサリが好調。持ち込む道具は、できれば100均のものではなく、ホームセンター等で売っている頑丈な熊手を持ち込むようにし、足先を覆うサンダルやアクアシューズ、軍手も必ず着用するようにしましょう。
またアサリが好調ということで、それを追ってアカニシ貝も多くいる点も今期の大きな特徴。杭や牡蠣殻にくっついているので、見つけたらしっかり駆除?しましょう。ただし、同ポイントに大型のイシガニが隠れている可能性が高いので、注意が必要。素手は厳禁です。
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