トイレのがんこな汚れにキッチンハイターを使っても良いのか疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。結論から言うとキッチンハイターでトイレ掃除をすることは可能ですが、トイレ専用洗剤として販売されている商品ではないので十分注意して取り扱う必要があります。今回は、トイレ掃除にキッチンハイターが使えるかどうかに加え、掃除方法を詳しく解説していきます。

目次
トイレ掃除にキッチンハイターは使える
トイレ掃除のキッチンハイターの使い方は?

トイレ掃除にキッチンハイターは使える

トイレ掃除にキッチンハイターは使える?掃除方法を詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

キッチンハイターは次亜塩素酸ナトリウムが主成分の塩素系漂白剤で、液性はアルカリ性です。結論から言うとキッチンハイターでトイレ掃除をすることは可能で、雑菌も黒ずみもまとめて落とすことができます。

ただし、キッチンハイターはあくまで台所用の漂白剤であり、トイレの掃除用洗剤として販売されていません。間違った使い方をすると、思わぬトラブルや事故を引き起こすことにつながるので、十分注意して取り扱う必要があります。

トイレハイターとキッチンハイターはどこが違う?

「キッチンハイター」は、花王株式会社が販売している出ている台所用漂白剤です。花王ではカビハイター・排水溝ハイター・パイプハイターというように「ハイター」とつく洗剤が展開されており、トイレ専用の「トイレハイター」も販売されています。トイレハイターとキッチンハイターの違いは以下の通りです。

【トイレハイターの成分】

  • 界面活性剤(アルキルアミンオキシド)
  • 水酸化ナトリウム(1%)
  • 次亜塩素酸塩

【キッチンハイターの成分】

  • 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)
  • 界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)
  • 水酸化ナトリウムアルカリ剤

トイレ掃除のキッチンハイターの使い方は?

トイレ掃除にキッチンハイターは使える?掃除方法を詳しく解説!
(画像=『工具男子』より引用)

キッチンハイターには液体タイプと泡タイプがあるため、掃除する場所に合わせて使い分けることが大切です。ここではトイレ掃除でのキッチンハイターの使い方を解説していきます。

使い方①キッチンハイター液体タイプ

トイレ掃除にキッチンハイターは使える?掃除方法を詳しく解説!
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

トイレ掃除にキッチンハイター液体タイプを使う時は、液だれを防ぎながらハイターをつけることが大切です。手順は以下の通りです。

【キッチンハイター液体タイプの掃除方法】

  1. 便器の気になる部分にトイレットペーパーを貼る
  2. 汚れている部分に液がつくようにキッチンハイターを流し入れる
    2~3分ほどそのまま放置する
    トイレ掃除用ブラシで便器内についた汚れをこすり落とす
  3. トイレの水を流す

使い方②キッチン泡ハイター

トイレ掃除にキッチンハイターは使える?掃除方法を詳しく解説!
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

キッチン泡ハイターはスプレータイプになっているため、便座の裏など奥まった部分の掃除がしやすいのが特徴です。ボトルタイプの洗浄液だと奥まった部分にかけるのは難しいですが、スプレータイプであればシュッと吹きかけるだけなので手軽です。キッチン泡ハイターは、以下のような掃除に適しています。

【便器の中と便座裏の掃除】

便器の奥まった部分には水が出てくる穴があります。この穴の周りには黒ずみや汚れがつきやすいため、キッチンハイターを使った掃除が有効です。

軽い汚れであれば、キッチン泡ハイターをつけて5分ほど放置して水を流せば黒ずみや汚れが落ちるはずです。ガンコな汚れの場合は、5分ほど放置した後に使い古した歯ブラシなどでこすり、黒ずみや汚れを落としましょう。

【ウォシュレットの掃除】

ウォシュレットのノズルやノズルが収納されているフタの部分は黒ずみや水垢、汚れがたまりやすい場所です。まずはノズルやフタを不要な歯ブラシでこすります。なかなか落ちない場合はキッチン泡ハイターを吹きかけましょう。

ノズル周辺がきれいになったら、漂白剤が残らないように洗い流します。トイレの水を流しただけではノズルに届かないので、スプレーボトルに水道水を入れてしっかりと洗浄液を流し、ペーパーで水気を拭き取りましょう。