目次
便器の黄ばみを取るときの注意点
便器の黄ばみを予防するコツ
便器の黄ばみを取るときの注意点

しかし、便器の汚れが取れれば何でもよいというわけではありません。ここでは、便器の黄ばみ汚れを落とす際の注意点をご紹介しますので、作業前に必ず確認してください。
洗剤の取り扱いに気を付ける

よく洗剤に「混ぜないで」と書いてある洗剤を見かけることがあります。あれは絶対に守った方がいい注意書きです。例えばトイレの場合、塩素系のカビ取り剤を使った後に、酸性洗剤で尿石を掃除するのは大変危険です。
カビ取り剤が便器に残っていると、酸性洗剤と反応して有毒ガスが発生します。トイレのような狭い空間ではすぐにガスが充満してしまい、最悪の場合、呼吸困難で命にかかわることもあります。

このリスクを回避するために、カビや尿石は日を改めて掃除することをおすすめします。また、酸性の洗剤はそれ自体、肌の弱い人には刺激になることがあります。
気化した成分を吸い込んで体調を崩すこともあるので、掃除の際はマスクやゴム手袋を着用し、換気扇を回すことが必須です。
便器の材質を確認する

また、掃除を始める際には、便器の素材も確認する必要があります。便器が陶器製の場合は酸性洗剤を使用しても問題ありませんが、プラスチックなどの人工樹脂製の場合は素材を傷める可能性があるため、中性洗剤を使用した方が無難です。
また、温水洗浄便座の場合は、洗浄時に樹脂部分に洗剤が付着しないよう、軽く養生することも大切です。市販されている酸性洗剤の中には、作用が強いものもありますので、洗浄時に素材を傷めないような対策が必要です。
便器の黄ばみを予防するコツ

トイレの黄ばみは、初期であれば通常のトイレ用洗剤とブラシでこするだけできれいになるものですが、掃除を怠ると頑固な汚れになってしまいます。
そのようなわけで、トイレは日頃からこまめに掃除をすることで、黄ばみや汚れの固着を防ぐことが大切です。詳しくみていきましょう。
汚れる前にこまめに掃除する
当たり前のことですが、毎日トイレ掃除をしていれば、頑固な黄ばみや汚れが付着することはありません。
しっかり掃除する必要はなく、さっとブラシをかけたり、トイレットペーパーで拭いたりするだけでも、黄ばみ汚れの蓄積を防ぐことができます。
便利な洗浄剤を活用する

トイレのタンク上や内部に設置された洗浄剤を活用すれば、トイレを流すたびに汚れを落としながら便器内や便器内側の汚れをコーティングしてくれます。
また、夜寝る前にトイレの水たまりに洗浄剤を入れると水の黄ばみを防げるものもありますので、用途や好みに応じて選ぶとよいでしょう。
最近では、ブラッシングをしなくても便器の汚れを落とし、予防してくれる「トイレスタンプクリーナー」などのクリーナーも販売されているので、活用するとよいでしょう。
使用後は適量の水で流す

用を足した後、何度か水を溜めてから流す方、排便の際に少量の水で流す方はおられませんか?もしかすると、水代を節約したいからという気持ちで流す量を調整されているのでしょう。
しかし、このような流し方は汚れが付着しやすくなるrため避けた方が無難です。トイレの使用後は、毎回適切な水量で流しましょう。適切な水量で流すことは、尿石症の原因を洗い流すことにつながります。