気づかないうちに便器に付着した黄ばみや尿石は、見た目が悪いだけでなく臭いの原因にもなり、放っておくとこびりついて取れなくなることもあります。便器に付着した尿石汚れは、どのように対処すればよいのでしょうか。今回は、頑固な尿石ができる原因と対策についてご紹介します。

目次
便器の黄ばみの原因は「尿石」!
便器にこびりついた黄ばみの取り方4つ

便器の黄ばみの原因は「尿石」!

便器の頑固な黄ばみの取り方を徹底紹介!効果的なアイテムは?
(画像=『工具男子』より引用)

トイレの黄ばみの原因は、尿石です。尿石にはタンパク質が含まれており、タンパク質が固まるとトイレが黄ばみます。

トイレの黄ばみは立ちションが原因だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、男性・女性に関係なく、トイレで排尿すると、尿が便器にはね返り、尿石ができるのです。

便器にこびりついた黄ばみの取り方4つ

便器の頑固な黄ばみの取り方を徹底紹介!効果的なアイテムは?
(画像=『工具男子』より引用)

では、尿石を効率よく取り除くにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、なるべく手間をかけずに尿石を除去する方法、コツ、便利グッズを紹介します。

酸性洗剤を使う

まずは便器の水たまりの水を抜く作業からスタートです。灯油の容器や雑巾を使っても構いません。いずれにせよ、水をすべて抜きます。

便器のフチの裏や水たまりの尿石や黄ばみにサンポールをかけると、反応して泡が出ます。その後、その部分にティッシュを貼り付け、浸け置きします。

長時間放置しておくと、溶けて落ちやすくなります。汚れの状態にもよりますが、4~5時間が目安です。水を流しながらブラシでこすりましょう。

クエン酸+重曹を使う

便器の頑固な黄ばみの取り方を徹底紹介!効果的なアイテムは?
(画像=『工具男子』より引用)

蓄積した尿石には、酸性洗剤よりも洗浄力の高い尿石専用洗剤がおすすめです。ただし、尿石専用洗剤は刺激も強いので、肌荒れしやすい方や小さなお子さんがいるご家庭では、クエン酸と重曹を組み合わせて使うとよいでしょう。

まず、水100mlにクエン酸小さじ1/2を加えてクエン酸水を作ります。それをスプレーボトルに入れて尿石部分に吹きかけ、その上から粉末の重曹を振りかけ、30分ほど放置します。その後、ブラシやスポンジでこすると、尿石が取れやすくなります。

酢を使う

便器の頑固な黄ばみの取り方を徹底紹介!効果的なアイテムは?
(画像=『工具男子』より引用)

お酢は洗剤のサンポールと同じ「酸性」です。トイレの黄ばみ掃除に使うお酢は、米酢や穀物酢、白酢などがおすすめです。

お酢にはさまざまな種類がありますが、適した種類のものを選ばないと色移りやベタつきの原因になりますのでご注意ください。ちなみに、スプレーボトルに酢を入れた後は、ゴム手袋を着用して使用しましょう。

次に、トイレの黄ばみの上にトイレットペーパーを置き、お酢をたっぷりスプレーしてサランラップをかけ、1時間程度放置します。

便器のフチの裏に酢を吹き付ける場合は、長めに切ったトイレットペーパーを2~3つ折りにして、便器のフチの裏に押し込んでから酢を吹き付けます。

便器の頑固な黄ばみの取り方を徹底紹介!効果的なアイテムは?
(画像=『工具男子』より引用)

時間が経ったら、サランラップを外してビニール袋の中に入れ、トイレットペーパーを便器の水たまりに落とします。

便器のフチの裏側など、便器の内側に酢をスプレーした場合は、トイレブラシでこすり洗いをしてください。便器内以外に噴霧した場合は、たわしや歯ブラシでこすり、トイレットペーパーで拭き取ります。

酢の臭いが気になる場合は、雑巾で水拭きし、最後にトイレットペーパーを水で流せば黄ばみ汚れの掃除は完了です。

耐水ペーパーを使う

便器の頑固な黄ばみの取り方を徹底紹介!効果的なアイテムは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

尿石が重なって頑固になった場合、洗剤だけでは太刀打ちできないケースもあります。そのような場合は、「削り取る」ことが唯一の解決策になることもあります。

結石を削り取る方法としてよく使われるのが、「防水紙」を使う方法です。防水紙とは、水に濡れても使えるサンドペーパーのことです。

ホームセンターなどで手に入れることができます。ヤスリは粗さによって番号がついているので、「1000~1500」程度の粗さのものを選びましょう。

とはいえ、便器には、汚れがつきにくいように特殊なコーティングが施されていることが多いので、汚れと一緒にコーティングも剥がしてしまわないように注意しましょう。