Q11. 技術革新や大量生産で、水素のコストも下がるのではありませんか?
下がると思いますが、水素をつくる電力よりできる電力のほうがはるかに少ないというマイナスのエネルギー収支は変わりません。化石燃料のエネルギーのほとんどを捨てるのは膨大な無駄で、資源の有効利用というエネルギー政策の原則を踏みはずすものです。豊かな国はそれでいいかもしれないが、電気も使えない途上国の人がみたらどう思うでしょうか。
文・池田 信夫/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?