手前船頭でマゴチを狙う際の問題点
ボートをドテラで流す上で問題なのが、風や潮任せにエンジンを切って釣りをしていると、フィンキール(ボートの前方部、水の抵抗を受ける部分)が少ないボートは、潮の流れをボート全体で均等に受けられないため、思い通りに流すことができない点です。
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(画像=黒色の部分がフィンキール(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)
図で表すと、以下のような流れになってしまいます。
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(画像=うまく平行に流れない(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)
このようにボートが流れてしまうとボートに乗っている全員がストレスフリーな釣りをすることができずに、ボートが予想していた地点に流れないことが多々あります。当然、船長は操船で釣りに集中できないという結果になるわけです。
解決策
このような場合の対処法を紹介します。
バケツシーアンカーを入れる
船首だけが斜めになり釣りがしづらいうえ思い通り流せなくなっているため、解決策としてバケツシーアンカーを入れて船首に抵抗を付けるという方法があります。
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(画像=バケツアンカー(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)
バケツシーアンカーとはバケツとロープを結んで船首につけるだけの簡単なものです。しかし、これをすることによって、船首に抵抗をつけてボートの流れ方を平行にすることができます。
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(画像=バケツアンカーで流れ方を修正(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)
エンジンをチルトアップする
また、バケツシーアンカーをつけても船首の角度が平行にならないと感じた場合は、船外機であればチルトアップも効果があります。
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(画像=チルトアップも効果あり(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)
エンジンの浸水部分の抵抗をなくすことで、トモにかかる水の抵抗を減らして、ボートの流れ方を変化させることができます。
船内機の場合は、船の流したい方向に舵を切りながら流す方法もあります。