国民民主党が参議院選挙の追加公約として「再エネ賦課金の徴収停止」を提案しましたが、よい子のみなさんには何のことかわからないと思うので、解説しましょう。
Q1. 再エネ賦課金って何ですか?
正式には「再生可能エネルギー発電促進賦課金」といいます。太陽光や風力などの電気を電力会社が買い取るとき、卸電気料金に上乗せして買うのです。この賦課金は、みなさんのはらう電気代に上乗せされます。
Q2. なぜ電気代に上乗せするんですか?
2011年にこの制度ができたときは、再エネが火力より高く、電力会社に買ってもらえなかったので、民主党政権は再エネで発電した電気を固定価格で全量買い取ることを電力会社に義務づけたのです。
Q3. そんなことしたら、電力会社が赤字になるんじゃないですか?
そこで普通の火力発電との差額を賦課金として上乗せし、消費者からとることにしました。買い取り価格は、平地に設置するメガソーラーでキロワット時40円と決まりました。電力会社は再エネ業者から40円で買いますが、火力との差額は賦課金として上乗せして消費者からとるのです。