政府が今年6月に発表した「2022年版男女共同参画白書」により、20代独身男性の4割がデート経験なし、という事実が明らかとなった。この話題はニュースサイトやTwitterなどで取り上げられ、さまざまな意見が寄せられている。

そこで今回は、この内容について男の隠れ家デジタルが思ったことを意見していきたいと思う。この話題に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

目次
■なぜ4割もの20代独身男性がデートを経験していないのか
■30代の男女4人に1人が「結婚願望がない」と回答

■なぜ4割もの20代独身男性がデートを経験していないのか

20代独身男性の約4割がデート経験なし! デート未経験の男性が多い理由とは?
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

近年では、マッチングアプリやSNSが流行しているため、異性と出会うこと自体は容易になりつつある。それ以外にも、ゲームやLINEで気軽にやり取りできることから、デートまでのハードルは昔に比べて下がったように思える。

しかし、内閣府の調査データによると、20代独身男性の約4割がデートの経験がないと回答している。加えて、20代男性の約7割が「配偶者・恋人はいない」というように答えた。

なぜ出会いやすい現代において、ここまで深刻な状況になっているのだろうか? まず第一の理由として、新型コロナウイルス感染症の影響が挙げられる。

出会うためのツールが増えたとはいえ、暗黙の了解で自粛を促されている現在においては、デートまでのハードルが間接的に高くなっているように感じる。ましてや、家族の影響を受けやすい未成年の人たちにとっては、特にこの傾向が強いのではないだろうか。

また、もう1つの理由として、異性と直接関係を持たなくても別の方法で欲求が満たされてしまう、という問題もあるように思える。現代ではSNSやゲーム、YouTubeなど、人間の欲求を満たしてくれるアプリやツールが溢れている。

これらアプリやツールを気軽に使用できる環境だからこそ、「異性と関わらなくても問題ない」と考える男性が増えているのではないだろうか。

■30代の男女4人に1人が「結婚願望がない」と回答

2022年に発表された同調査においては、30代の男女とも4人に1人が「結婚願望がない」と答えている。つまり、昔ほど結婚に対してこだわりを持っておらず、独身を貫きたいと考える人たちが増加しているのである。

これは社会問題になり得る結果であり、さまざまなメディアや著名人がコメントを残している。確かに、結婚願望を持たない人が増えてしまうと、日本という国の発展にはつながりづらくなる。

日本人の人口が低下する問題や、意欲が湧きづらくなるといった問題が浮上してくるのだ。しかし、現代においては結婚するのが絶対ではなく、結婚によるデメリットも考慮しなければならない。

とはいえ、一部の人たちからは「結婚をしないのは間違っている」という意見が寄せられているのも事実である。