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■斬新なライブコマーススタイル
■実力派の教師陣

最近、中国の大手学習塾「新東方」がDouyin(中国版TikTok)で英語、中国語を交互に使ったバイリンガルライブコマースを打ち出しことで人気が爆発した。たったの三日でDouyin のフォロワーが700万人以上増え、16日には1000万人を突破。現地メディアによると、一日の販売額はトップ10入りを果たした。

中国教育大手、新東方の人気が急騰 株価高騰も株主は撤退
(画像=▲ 同社のDouyinアカウントフォロワー数(チャイトピより撮影)、『チャイトピ!』より引用)

当局より双減政策(学習塾禁止令)が発表されたことで事業転換を強いられた新東方、ついにライブコマース事業に転機を訪れたようだ。

業界への規制が強まり、Austin(李佳琦)やViya(薇娅)などのトップライバーらが姿を消している中で、同社が注目を集めた理由は以下の三つだと考えられる。

■斬新なライブコマーススタイル

英語だけを使ったライブ配信やボイスチャットなどはDouyin上では決して珍しくない。ただ、ネット通販のテレビショッピングとも言える「ライブコマース」 + 「英語」というスタイルは新鮮であり、視聴者の関心を引きつけた。

中国教育大手、新東方の人気が急騰 株価高騰も株主は撤退
(画像= ▲ 新東方のバイリンガルライブ(チャイトピより撮影)、『チャイトピ!』より引用)

■実力派の教師陣

教育業界最大手の同社には様々な分野で実力と経験を併せ持つ教師らが所属している。英語も例外ではなく、Douyin上における競合らとは大きな差がある。視聴者からすれば高レベルな授業を無料で受けたことになる