釣り方
テンヤかエギの2種類が大半を占めているが、今回満席の20名全員がエギダコであり、ここ2、3年で湾奧では大半が様がわりしたように思える。
テンヤはワタリガニを巻き付けカニがはうように底から離さずコトコト、コトコトと手を上下させる手釣りであり、東京湾では海堡周りの大型を狙う場合に多く用いられている。エギダコも基本的には同じで底を叩くように誘いを入れるが、湾奧のゴロタ場では何しろ根掛かりとの戦いだ。
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根掛かりとの戦い
気を抜くと直ぐに根掛かりしてしまうのでゴロタ場の上を渡る感覚で誘いを入れる。根掛かりを軽減するためにオモリにスナップを直接付けるのではなく、捨て糸を付けることも有効だ。
仕掛けは、最低5セットは準備した方が無難。掛かりを怖がって底から浮かせてしまうとタコのアタリは格段に減るからだ。アタリはともに急に重さが伝わって仕掛けを抱いてくる。一呼吸おいて一気にアワせるとズシンと来る、この感触がたまらなく気持ちがいい。ハリから外れることもあるので、2kgを超す大物はタモをお隣りにお願いしてすくった方が無難。
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東大井のいわたさんに今回もお世話になった。季節の釣り物を始めリクエストにも答えてくれる。また、とてもアットホームで常連さんが多いのでわからないことはなんでも聞くといい。
大井町駅からの送迎もある。
<前島宣秀/TSURINEWSライター>
いわた
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品川区東大井にあるので都心からのアクセスが抜群。どこか懐かしさを感じるような雰囲気もあり、季節ごとに旬のものや人気の釣り物に柔軟に対応している。最寄りの京急鮫洲駅からは徒歩5分ほどで、電車釣行に最適。
提供元・TSURINEWS
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