10年以上の長いモデルライフを誇るアバルト595。それだけに多くの限定車が販売されたり、グレード展開が変更されたりしました。

現在、カタログモデルとしてラインアップされているのは3グレードです。それぞれの違いについて注目していきましょう。

目次
アバルト595:ベースグレード
アバルト595/アバルト595C:ツーリズモ

※ 2021年5月時点

アバルト595:ベースグレード

エンジンパワーが異なるラインアップを用意!アバルト595のグレードを徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

今回試乗したグレードは3種類あるグレードの中でも最もベーシックとなるベースグレードです。メーカー希望小売価格は税込で5速マニュアル車が300万円からとなっています。なお、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション車は326万円からです。

最高出力107kW(145PS)/5,500rpm、最大トルク210Nm/3,000rpmを発生する1.4Lターボエンジンを搭載し、価格はマニュアル車で税込300万円から、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション搭載車は326万円からとなっています。

エンジンパワーが異なるラインアップを用意!アバルト595のグレードを徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

なお、日本市場ではマニュアル車は右ハンドルと左ハンドルどちらも選ぶことができます。ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション搭載車は右ハンドルのみです。

そのほかアバルト595専用のエアロパーツやスポーツシートが装備されていて、ベースグレードながら見た目の質感はバッチリとなっています。ベースグレードのみの限定的なポイントはボディカラー、オプションのロッソアバルトはこのベースグレードのみで選択可能です。他のグレードでは赤系のボディカラーの用意はありません。

アバルト595/アバルト595C:ツーリズモ

エンジンパワーが異なるラインアップを用意!アバルト595のグレードを徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

ベースグレードの1つ上にラインアップされているのが、595ツーリズモです。こちらは日本市場では右ハンドルのATモード付5速シーケンシャルトランスミッション車のみとなっていて、価格は税込み363万円からとなっています。見た目は大きく変わっていませんが、数々のメカニズムがグレードアップされています。

エンジンはベースグレードと比べると基本的な部分は大きく変わっていませんが、最高出力121kW(165PS)/5,500rpm、最大トルク230Nm/2,250rpmというスペックとなっていて、よりパワフルかつ低回転からトルクフルなパワーユニットとなっています。これにより0-100加速は7.3秒と、ベースグレードから0.5秒速いタイムとなっています。

また、パワーアップした走りを受け止める足回りもバージョンアップが施されています。タイヤ&ホイールが205/40R17へとサイズアップされているほか、フロントにハイパフォーマンスサスペンション、リアにKONI社製ショックアブソーバーを装備。ストッピングパワーも強化され、フロントにハイパフォーマンスブレーキパッドやドリルドベンチレーテッドディスク、リアにドリルドディスクが与えられます。

エンジンパワーが異なるラインアップを用意!アバルト595のグレードを徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

装備面も充実した内容となっていて、ベースグレードではマニュアルエアコンですが、こちらはフルオートエアコンを装備。そしてレザーシートが与えられ、インテリアからもより上級なグレードであることが伝わってきます。

また、このグレードではカブリオレボディも選択可能です。(595Cツーリズモ)なお、595CツーリズモではツートンカラーのNero Scorpione/Bianco Garaが595ファミリーでは唯一選択可能。ちなみに、3層仕上げのパールホワイトも595Cツーリズモと595ツーリズモのみが選択可能となっています。

ツーリズモは595の中で最もおしゃれなグレードとも言えるでしょう。