場所移動奏功し良型キス
水深がやや浅くなり、マダイの可能性は低そうな感じだが背に腹はかえられない。手のひらは既にウミケムシの毛だらけでチクチク痛い。
それも我慢しながら釣りを再開すると、ここでも相かわらずウミケムシの猛攻。ところが、常に仕掛けを動かし続けてケムシを回避しながら釣っていると、サオ先を絞り込むような鋭いアタリが出た。
仕掛けを巻き上げる時のブルブルっという感触からシロギスを確信。ソロっと抜きあげると27cmの良型が姿を見せた。続いて隣の仕掛けにも同様のアタリで、今度は24cm前後がダブルで釣れてきた。
38cmマコガレイ登場
さらに、27cmのキスが釣れた仕掛けを投げ返したサオのサオ尻が浮いた。そして大きなイトふけ。典型的なカレイのアタリだ。しばらく待って大きくアワせると独特の重量感。手前に寄ってきても姿を見せず下へ下へと突っ込みを見せる。やがて姿を見せたのは良型マコガレイだ。慎重を期してタモですくう。
既に産卵から体力を回復したパンパンに超えたカレイは38m。この釣り場はテラス状の護岸で地元の人の憩いの場にもなっているが、カレイを見てギャラリーが集まってきた。「こんなカレイ見たことない」という声には鼻高々。ここでエサがなくなったので納竿とした。

カレイは終盤戦で今後は期待薄だが、シロギスやクロダイ、マダイはこれからも楽しめるだろう。
<長谷川靖之/TSURINEWSライター>
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