場所移動奏功し良型キス

水深がやや浅くなり、マダイの可能性は低そうな感じだが背に腹はかえられない。手のひらは既にウミケムシの毛だらけでチクチク痛い。

それも我慢しながら釣りを再開すると、ここでも相かわらずウミケムシの猛攻。ところが、常に仕掛けを動かし続けてケムシを回避しながら釣っていると、サオ先を絞り込むような鋭いアタリが出た。

仕掛けを巻き上げる時のブルブルっという感触からシロギスを確信。ソロっと抜きあげると27cmの良型が姿を見せた。続いて隣の仕掛けにも同様のアタリで、今度は24cm前後がダブルで釣れてきた。

38cmマコガレイ登場

さらに、27cmのキスが釣れた仕掛けを投げ返したサオのサオ尻が浮いた。そして大きなイトふけ。典型的なカレイのアタリだ。しばらく待って大きくアワせると独特の重量感。手前に寄ってきても姿を見せず下へ下へと突っ込みを見せる。やがて姿を見せたのは良型マコガレイだ。慎重を期してタモですくう。

既に産卵から体力を回復したパンパンに超えたカレイは38m。この釣り場はテラス状の護岸で地元の人の憩いの場にもなっているが、カレイを見てギャラリーが集まってきた。「こんなカレイ見たことない」という声には鼻高々。ここでエサがなくなったので納竿とした。

波戸での投げ釣りで51cm頭にクロダイ7尾 38cmマコガレイも登場
(画像=38cmマコガレイもキャッチ(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)、『TSURINEWS』より引用)

カレイは終盤戦で今後は期待薄だが、シロギスやクロダイ、マダイはこれからも楽しめるだろう。

<長谷川靖之/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
サポート高松

提供元・TSURINEWS

【関連記事】
ゼロから始める「カヤックフィッシング」 マダイを釣るためのキホン5選
船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
大豆ではなく「魚で作った」味噌とは? 実は各地に存在する発酵魚介食材
干物にすると飛躍的に美味しくなる海釣りターゲット4選
釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?