目次
320ccという排気量はパワーと軽快感のベストバランス!? YZF-R3
・ヤマハYZF-R25との比較
高級セダンのような上質な走りで人気を集めるBURGMAN400 ABS
・スズキバーグマン200 ABSとの比較
320ccという排気量はパワーと軽快感のベストバランス!? YZF-R3

カワサキNinjaと同じく、ヤマハの場合もほぼ共通の車体で排気量だけが異なっているのがポイントだ。
その昔、80年代2ストロークブームを巻き起こしたRZも250/350の二本立て排気量だったが、それを継承しているようなイメージである。
250ccのエンジンをボアアップしてエンジンチューニングして320ccにするのはかなりの費用と手間を費やし、耐久性を犠牲にするものだが、それがメーカーの仕事であれば、耐久マージンをたっぷり残しつつ、確実なパワーアップが実現されているは間違いない。
排気量差は71ccだが、同じ車体だからこそ、この違いは数値以上に感じられるはずだ。
ヤマハYZF-R25との比較

メーカー希望小売価格
YZF-R3 | YZF-R25 |
68万7,500円(税込) | 66万8,800円(税込) |
価格差は1万8700円!
もはや誤差の範囲内!?と思えるほどの価格差。YZF-R3が安いのでは?
最高出力
YZF-R3 | YZF-R25 |
31kW(42PS)/10,750rpm | 26kW(35PS)/12,000rpm |
最高出力差5kW!
排気量分、確実に出力が大きくなっています。
最大トルク
YZF-R3 | YZF-R25 |
29N・m(3.0kgf・m)/9,000rpm | 23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm |
最大トルク差6N・m!
トルク差はけっこう少ないがR3の方が余裕があるのは間違いない。
車両重量
YZF-R3 | YZF-R25 |
170kg | 169kg |
車重差1kg!
車重差はカワサキNinja400/250と同じくわずか1kg!パワー差のわりに重量差は非常に少ない!
高級セダンのような上質な走りで人気を集めるBURGMAN400 ABS

ブーム過ぎ去って、再び大人のための乗り物となったビッグスクーター。現行ラインナップもやや減少気味で、250cc超400cc以下で考えると、現行の国内メーカーでは、バーグマン400 ABSが唯一無二の存在となっている。
そのバーグマン400 ABSは、充実の装備が特徴で、ABSだけでなくトラクションコントロールは付いてるし、メットインも広大。シガーソケットもあるので、スマホの充電にも困らない。
中型クラスのバイクで、とりあえず快適に移動できるという一点でモデルを探すならバーグマン400 ABS以外には無いのでは!?
スズキバーグマン200 ABSとの比較

メーカー希望小売価格
バーグマン400 ABS | バーグマン200 ABS |
84万7,000円(税込) | 57万1,340円(税込) |
価格差は27万5660円!
両方共に単気筒エンジンなのだが、排気量は400ccと200ccなので、倍の差があり、装備の面も含めて結構価格差がある。
最高出力
バーグマン400 ABS | バーグマン200 ABS |
21kW(29PS) / 6,300rpm | 13kW(18PS) / 8,000rpm |
最高出力差8kW!
倍近い排気量の差があるため、パワー差もかなりのものだ。
最大トルク
バーグマン400 ABS | バーグマン200 ABS |
35N・m(3.6kgf・m) / 4,900rpm | 16N・m(1.6kgf・m) / 6,000rpm |
最大トルク差19N・m!
トルク差は倍近いので、もはや別物のトルクフィールだろう。
車両重量
バーグマン400 ABS | バーグマン200 ABS |
218kg | 165kg |
車重差53kg!
車重差は女性1人分くらいあるのだが、排気量とパワーの差を考えると走りへの影響はわずかだろう。
TEXT/丸山淳大
提供元・Moto Megane
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